新型コロナウイルスのワクチン接種が世界で最も速いペースで進められているイスラエル。人口の4分の1(人口900万人のうち250万人)がすでに予防接種を受けた今、16歳から18歳の若者への接種も開始された。
アラビア語国際ニュース
『アル=アラビーヤ』によると、12月20日から新型コロナウイルスの予防接種キャンペーンを開始しているイスラエルでは、今月23日から、16歳から18歳の高校生にも対象を広げてワクチン投与を進めている。高校生の予防接種には親の承諾が必要となる。
イスラエルでは、12月にまず医療従事者のワクチン接種から始めており、その後高齢者、病人、ハイリスクグループへと迅速に接種が進み、対象範囲の最低年齢を継続的に引き下げていっている。...
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アラビア語国際ニュース
『アル=アラビーヤ』によると、12月20日から新型コロナウイルスの予防接種キャンペーンを開始しているイスラエルでは、今月23日から、16歳から18歳の高校生にも対象を広げてワクチン投与を進めている。高校生の予防接種には親の承諾が必要となる。
イスラエルでは、12月にまず医療従事者のワクチン接種から始めており、その後高齢者、病人、ハイリスクグループへと迅速に接種が進み、対象範囲の最低年齢を継続的に引き下げていっている。23日からは、高校生だけでなく、40歳以上の人も接種が可能になった。
保健省によると、22日の時点で250万人近くの人が2回のうち1回目の接種を済ませており、そのうち90万人が2回目の接種も受けているという。
『エルサレム・ニュース』によると、新規感染者の数が減らないため、第3回目のロックダウンが1月末まで延長されることが決定されたイスラエルだが、副首相兼国防大臣のベニー・ガンツ氏は、「教育は我々の最優先事項でなければならない 」と述べ、「教師たちがワクチンを接種できた今、若者たちが試験を受けて、一刻も早く学校の枠組みに戻れるようにしなければならない。」と語っている。
教育省は先週、コロナ禍で1年間のほとんどを自宅で学習してきた高校生たちが、間近に控えている高校卒業認定試験に成功する可能性を高めるために、試験の形式を変更することを発表した。例えば、試験時間は25%延長されるなどの変更が加えられる予定だ。そして、生徒たちの学習を後押しする為にも積極的な予防接種キャンペーンが繰り広げられている。
イスラエル政府は、3月末までに国民500万人以上の人に接種を受けてもらうことを目標としている。現在、全国にある数百の予防接種施設と一部の病院で、平均して1日20万人以上の人々がワクチンを接種しているという。
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