欧州では、消費者が栄養成分を容易に把握できるよう、飲食料品の栄養価を5段階で示す「ニュートリスコアNutri-Score(栄養スコア)」が導入されている。世界的に展開している小売企業のカルフールは、この栄養表示を進化させ、カスタマイズしたものをオンラインショッピングで提供し始めた。
ニュートリスコアは、食物繊維や糖分、塩分、脂肪の含有量などを基に、緑から赤までの5色で栄養スコアを表示するラベルの仕組みとなっている。
『BFMTV』によると、カルフールは、6月にオンラインショッピングサイト上でニュートリスコアを大々的に展開したばかりだが、さらに一歩進んで19日からは、4万もの食料品の栄養スコアをカスタマイズできるサービスを開始した。
カルフールのEコマース責任者であるアメリー・ウデア=カステラ氏は、「私達は業界初の栄養スコアの無料カスタマイズサービス」を提供し始めたと述べた。...
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ニュートリスコアは、食物繊維や糖分、塩分、脂肪の含有量などを基に、緑から赤までの5色で栄養スコアを表示するラベルの仕組みとなっている。
『BFMTV』によると、カルフールは、6月にオンラインショッピングサイト上でニュートリスコアを大々的に展開したばかりだが、さらに一歩進んで19日からは、4万もの食料品の栄養スコアをカスタマイズできるサービスを開始した。
カルフールのEコマース責任者であるアメリー・ウデア=カステラ氏は、「私達は業界初の栄養スコアの無料カスタマイズサービス」を提供し始めたと述べた。
栄養スコアを自分専用にカスタマイズするためには、性別や年齢だけでなく、ビーガン、ベジタリアン、地中海の食事などの食習慣や、食物繊維が豊富な食事、塩分制限、砂糖控えめ、筋力アップの食事などの個人的な目標などを入力する。最後に、乳糖やグルテンなどの避けたい成分を入力すると、食料品ごとにカスタマイズされた栄養スコアが100点満点で表示されるようになる。ウデア=カステラ氏は「スコアのカスタマイズ化で、新たな一歩を踏み出した」と語っている。
『ビジネス インサイダー』によると、小売業者は、スーパーやオンラインで販売されている食品のラベル表示に、栄養スコアだけでなく、製品の原産地を表示することも積極的に検討しているという。
フランス大手小売りグループのアンテルマルシェは、製品に含まれるフランス産の成分の割合を目盛り付きのパーセンテージで表示する「フランコ・スコア」を一部の製品に導入する方針を明らかにしている。その他の小売企業でも、原産地と原産国の両方を表示していく動きが確実に拡がりつつある。
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