【Globali】
中国;西沙諸島内のウッディ島を拠点に南シナ海の領有権既成事実化を着々と推進【米メディア】(2019/03/30)3月23日付Globali「米海兵隊;南シナ海での中国横暴に対峙するため出動準備万端」で触れたとおり、米国防総省が提案した2020年度(2019年10月~2020年9月)国防予算案では、肥大化する中国の軍事的脅威への対抗措置が中心となっていて、それに呼応するかのように、米海兵隊が沖縄の伊江島で、実戦さながらの上陸訓練を実施している。しかし、一方の中国は、域外国である米国等の干渉は受け入れないとして、表向きはあくまで東南アジア諸国連合(ASEAN)との行動規範(CDC)合意に注力する対応をみせている。そして、実際のところは、南シナ海全体を実効支配すべく、西沙(パラセル)諸島内のウッディ島に三沙(サンシャ)市政府を置き、既成事実化を着々と進めている。
3月29日付『ボイス・オブ・アメリカ』:「三沙市は南シナ海をコントロール下に置く中国の戦略的中心地」
中国は、南シナ海の実質的コントロールを強化していくため、西沙諸島内のウッディ島(中国名:永興島、注後記)の拠点化を着々と進めている。 同島の三沙市政府の張君(チャン・チュン)書記は3月22日、南シナ海を管轄するため、インフラ設備、環境保護、市民生活、及び総合的軍配備において“新たな躍進”を遂げることになると公表した。...
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