【Globali】
トランプ大統領の選挙運動責任者の裁判が、バージニア州で始まる(2018/08/01)
トランプ大統領の選挙運動責任者であったポール・マナフォート氏の裁判がバージニア州で始まった。この裁判では、マナフォート氏に対する金融関係の犯罪が裁かれる。
なお、これらの金融関係の犯罪は、マナフォート氏を責任者とする2016年のトランプ大統領候補の選挙運動中にロシアの政治的介入があったかを調査している中で、マナフォート氏自身の犯した犯罪として見つかったものである。
マナフォート氏に対する裁判は、7月31日からワシントンに近いアレクサンドリア連邦裁判所で開かれた。今回は、マナフォート氏個人の脱税や銀行法違反などの金融犯罪に関する裁判のみが執り行なわれる。...
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なお、これらの金融関係の犯罪は、マナフォート氏を責任者とする2016年のトランプ大統領候補の選挙運動中にロシアの政治的介入があったかを調査している中で、マナフォート氏自身の犯した犯罪として見つかったものである。
マナフォート氏に対する裁判は、7月31日からワシントンに近いアレクサンドリア連邦裁判所で開かれた。今回は、マナフォート氏個人の脱税や銀行法違反などの金融犯罪に関する裁判のみが執り行なわれる。
マナフォート氏(69才)は、6月中旬、仮拘束され取り調べを受け、18件の容疑に対して否認している。主な容疑は、親ロシアの旧ウクライナ大統領、ビクトール・イアノコビッチ氏と関連する親ロシアの2政党の相談役をしていた時に受領した33億円以上の収入を海外の銀行に(脱税のため)隠匿した疑いである。
今回の起訴では、マナフォート氏の果たしたウクライナでの役割と、できればロシアとの関連を明らかにすることを目的としている。この法廷で、検察側は30人の証人喚問を予定しており、マナフォート氏と同僚のリチャード・ゲート氏以外はほとんどロシア人で構成されているとのことである。
この公判はこれから3週間にわたって行われる。さらにマナフォート氏に対し、9月には、ロバート・ミュラー検察官の立件による新たなロシア疑惑に絡む裁判が予定されている。
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