【Globali】
米国の4-6月四半期の国内総生産が4.1%の増加を示した(2018/07/28)
米国の4-6月四半期の国内総生産の増加の予測値、4.1%は政治的な成功の証となるとトランプ大統領は強調した。なお、7-9月四半期の国内総生産の予測値は中間選挙の直前の10月末に発表される。
トランプ大統領は、7月27日金曜日にホワイトハウスの芝生に記者団を招集し、国内総生産の増加が4.1%(1年値に換算)と予想されることを表明した。この数値は、前回の1-3月四半期の値、2.2%(1年値に換算)に比べ、良好な値で、2014年10-12月四半期以来の最高値となる。ここ1年間で、米国の国内総生産は2.8%の増加を示し、一連の国内総生産の増加は、一時的ではなくて、持続性のあると強調した。
トランプ大統領は、さらにこのペースで経済発展が継続すれば、10年足らずで、オバマ政権やブッシュ政権時代の経済規模を2倍に拡大できると付け加えた。...
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トランプ大統領は、7月27日金曜日にホワイトハウスの芝生に記者団を招集し、国内総生産の増加が4.1%(1年値に換算)と予想されることを表明した。この数値は、前回の1-3月四半期の値、2.2%(1年値に換算)に比べ、良好な値で、2014年10-12月四半期以来の最高値となる。ここ1年間で、米国の国内総生産は2.8%の増加を示し、一連の国内総生産の増加は、一時的ではなくて、持続性のあると強調した。
トランプ大統領は、さらにこのペースで経済発展が継続すれば、10年足らずで、オバマ政権やブッシュ政権時代の経済規模を2倍に拡大できると付け加えた。この根拠として、過去の政権では、米国の国内総生産は1.8-1.9%の増加がやっとの値だったのに比べ、トランプ政権では2.8%の増加を示していることをあげている。
ところで、トランプ大統領は、ここでも従来の大統領から継承された伝統を打ち破って、国内総生産の正式な値が文書で公表されるまでに、機密情報を漏らしたことになる。
さらに大統領は、「もし、今回の国内総生産の増加値を選挙運動中に使っていたとしたら、フェーク・ニュースばかりを流しているメデイアは、私を大げさ呼ばわりして馬鹿にしていただろう」と皮肉を込めて語った。さらには、今回の良好な経済成長の結果は、大統領による税制改革、規制緩和政策および通商政策の賜物と豪語した。
しかし、州や連邦予算の赤字が年々増加していることや不動産投資が低調など、米国経済のマイナス材料も多くあり、トランプ大統領の経済楽観論がいつまで通用するか、興味あるところである。
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