【Globali】
5月18日の朝(現地時間)、アメリカのテキサス州の高校で17歳の少年による乱射事件が発生した(2018/05/19)
アメリカでまたも銃による乱射事件が起こった。事件が起こったのはテキサス州のヒューストン市から南の50kmに位置するサンタフェにある生徒数、1400人の高校の校内で17歳の少年は父親の所有している自動小銃とピストルを家から持ち出して、居合わせた人に乱射した。
州知事のグレック・アボット氏によると、少なくとも10人が死亡し、10人が負傷したもようである。事件は現地時間の7時45分でちょうど朝の授業が始まる時間に起きた。警報器のサイレン音で校内の生徒が屋外に出たところを少年が長い外套に隠し持っていたピストルと自動小銃で狙い撃ちされ、多くの犠牲者が出たとのことである。
その後の当局により少年の所有していた携帯電話やパソコンを調べたところ特に今回の乱射事件の動機を匂わすものは現時点で見つかっていない。...
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州知事のグレック・アボット氏によると、少なくとも10人が死亡し、10人が負傷したもようである。事件は現地時間の7時45分でちょうど朝の授業が始まる時間に起きた。警報器のサイレン音で校内の生徒が屋外に出たところを少年が長い外套に隠し持っていたピストルと自動小銃で狙い撃ちされ、多くの犠牲者が出たとのことである。
その後の当局により少年の所有していた携帯電話やパソコンを調べたところ特に今回の乱射事件の動機を匂わすものは現時点で見つかっていない。これまでに犯罪記録や治安当局に関わるような問題も起こしていない。ただ今回の乱射事件は周到な計画のもとに実行されたもようで、犯行の遂行後、自殺を図ろうとしていたが、警察との射撃戦のあと、最後は身の安全を考えて投降したとのことである。現在、警察は犯人と共犯者と見られる少年に対して尋問中とのことである。犯人のデータ削除されたフェースブックを解読すると、将来の夢として、2019年に高校卒業後、軍隊に入り、海兵隊員になることであった。
このような一見、普通の高校生は一瞬にして銃乱射事件の犯人になってしまい同時に多くに犠牲者や負傷者を生む、アメリカの銃社会は我々、日本人からしてもアメリカ社会の宿す「ガン」腫瘍に思えてくる。
なお、近くのヒューストン市はアメリカの石油産業の中心都市であると同時に宇宙航空産業、軍事産業の中心都市でもある。従って、今回の事件がヒューストンの郊外で起きたのはとても象徴的でもある。
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