民主党リーダーのペロシ、シューマー両氏は、トランプ大統領との予定された会合を欠席。会合の前に、トランプ氏が、ツイッターで2人との（予算）合意は無理だろうと言っていたためだという。トランプ氏は両氏を「口先ばかりで行動しない」が、今回は「会合にすら来ない」と批判している。民主党議員は、不法入国者家族への在留資格付与を年末の予算合意案に盛り込むよう調整中で、12月８日までに民主党との合意がなければ、政府機関閉鎖の可能性もあり、交渉が暗礁に乗り上げている。

１１月２９日付米国『ＣＮＮ』は「シューマーとペロシがトランプとの会合を欠席」との見出しで以下のように報道している。
火曜、民主党リーダーが“予算を巡る合意はないだろう”とする朝のトランプによる批判ツイートを受けて、予定されていた大統領との会合を欠席した。トランプ氏は、「問題は、彼らが不法移民を入国審査なしに大量流入させ、犯罪対策に弱腰な上、大増税をしたがっている点だ。合意は出来なさそうだ！」とツイートしていた。...

１１月２９日付米国『ＣＮＮ』は「シューマーとペロシがトランプとの会合を欠席」との見出しで以下のように報道している。
火曜、民主党リーダーが“予算を巡る合意はないだろう”とする朝のトランプによる批判ツイートを受けて、予定されていた大統領との会合を欠席した。トランプ氏は、「問題は、彼らが不法移民を入国審査なしに大量流入させ、犯罪対策に弱腰な上、大増税をしたがっている点だ。合意は出来なさそうだ！」とツイートしていた。

チャックシューマーとナンシーペロシ上院リーダー両者は合同声明で、「大統領が民主党との妥協策を見いだせないというので欠席することにした。最善策は、共和党との交渉を続ける事だと考える。合意のない見世物としての会合をするよりも、マコーネル院内総務やライアン議長に同席してもらうとした。」と発表。 この会合では、“シューマー”と“ペロシ”の名札の付いた席をそのままにし、トランプ氏は欠席した両者を「彼らは口ばかりで行動が伴わない。今回はもっと悪いことに、会合すらない」と批判した。

ペロシ氏はこれに対し、「トランプ氏は言葉のいじめがもう通用しないと理解しただろう。空いた席の写真は、トランプ氏が米国民のニーズに対応することよりもパフォーマンスの方に関心があることを浮き彫りにした」とコメント。

一方、代わりに会合に出席したライアン氏は、両氏の欠席は「残念だ。大統領と話をしなければ何も進まない」等とし会合の欠席など前例がないとしたが、オバマ元大統領の時、2010年の夕食会で一度あったとも言われている。