【Globali】
次世代超高速交通システム「ハイパーループ」の10候補地発表(2017/09/19)
時速1千キロ以上の超高速で走る次世代交通システム「ハイパーループ」を開発している企業の1つ米企業「ハイパーループ・ワン」は、2016年に応募を開始した「ハイパーループ・ワン・グローバル・チャレンジ」(路線候補地の応募)に、全世界から応募のあった2600以上の中から、政府による支援体制やインフラ、技術、法規制等の観点から、実現性の高い10ルートを厳選し、発表した。
今回、選ばれたルートは、5ヵ国10路線に及び、全路線では、53の都市を結び、総路線距離は、6千キロ以上になり、約1億4800万人もの人が住む地域を網羅する壮大な規模である。
その中で、選ばれた1つは、カナダの1ルートで、カナダ政府は、ハイパーループ構想に積極的な姿勢を示したものと考えられる。また、米国からは、最多の4ルートが選ばれ、その他、英国2ルート、インド2ルート、メキシコ1ルートが選定された。...
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今回、選ばれたルートは、5ヵ国10路線に及び、全路線では、53の都市を結び、総路線距離は、6千キロ以上になり、約1億4800万人もの人が住む地域を網羅する壮大な規模である。
その中で、選ばれた1つは、カナダの1ルートで、カナダ政府は、ハイパーループ構想に積極的な姿勢を示したものと考えられる。また、米国からは、最多の4ルートが選ばれ、その他、英国2ルート、インド2ルート、メキシコ1ルートが選定された。
具体的なルートは、以下の通りである。
1.米ピッツバーグ~シカゴ間(785キロ、所要時間47分)
2.米オーランド~マイアミ間(414キロ、所要時間25分)
3.米ダラス~オースティン間(322キロ、所要時間19分)及びその周辺
4.米デンバー~コロラド・スプリングス間(118キロ、所要時間9分)及びその周辺
5.加モントリオール~トロント間(640キロ、所要時間39分)
6.英ロンドン~エジンバラ間(666キロ、所要時間50分)
7.英リバプール~グラスゴー間(545キロ、所要時間47分)
8.インド・バンガロール~チェンナイ(334キロ、所要時間23分)
9.インド・ムンバイ~チェンナイ(1102キロ、所要時間63分)
10.メキシコシティ~グアダラハラ(532キロ、所要時間38分)
尚、上記ルートの一部は、2021年までに着手する計画が立てられている。
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