【Globali】
スペースX、連続してロケット打上げ・ロケットの再利用に目処(2017/06/26)
6月25日、イーロン・マスク氏が率いる民間宇宙ベンチャー企業であるスペースXは、6月23日に続き、1日挟んで連続して人工衛星の打ち上げに成功した。
スペースXは、6月23日、フロリダ州ケネディ宇宙センターから、「ファルコン9」ロケットを使用して、ブルガリアのブルサットコム社が運用する人工衛星「ブルガリアサット-1」(重量約4トン)を打ち上げた。このロケットの1段目は、2017年1月に打ち上げたイリジウム・ネクスト衛星に使用され、洋上回収された再利用品である。このような再利用ロケットの打ち上げは、スペースXにとって2回目である。
「ファルコン9」は、スペースX社が開発した全長70フィート(約213m)、直径3.6m、有効搭載量約5tのロケットである。...
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スペースXは、6月23日、フロリダ州ケネディ宇宙センターから、「ファルコン9」ロケットを使用して、ブルガリアのブルサットコム社が運用する人工衛星「ブルガリアサット-1」(重量約4トン)を打ち上げた。このロケットの1段目は、2017年1月に打ち上げたイリジウム・ネクスト衛星に使用され、洋上回収された再利用品である。このような再利用ロケットの打ち上げは、スペースXにとって2回目である。
「ファルコン9」は、スペースX社が開発した全長70フィート(約213m)、直径3.6m、有効搭載量約5tのロケットである。また、スペースXは、6月25日午後1時25分、カルフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地から、別の「ファルコン9」を使用して、通信会社イリジウム コミュニケーションズの人工衛星10基を軌道に乗せた。
この第1段目のロケットは、最新式の純チタン製のグリッドフィンシステムを採用し、打ち上げ後、大気圏に再突入して地上に戻る際、方向操作を補助し、予定通りの地点に着地した。
結果として、今回、スペースXは、「ファルコン9」の第1段ロケットを、海上の悪条件にもかかわらず、海上の無人船に無事地着陸させることに成功した。
このように、スペースXは、ロケットの再利用により、ロケットの打ち上げ間隔の短縮化および低コスト化を実現している。この他に、スペースXは、超大型ロケット「ファルコン ヘビー」やドラゴン宇宙船を開発を手がけている。
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