トランプ大統領は、たった4ヶ月の間に、コミー氏と電話で6回、面会で3回の計9回も1対1で接触していた。
いままで、コミー氏は、過去の大統領とは、ブッシュ(子)大統領時代の司法省副長官時に1回、オバマ政権時代に2回面接しただけである。
1月27日、トランプ大統領がコミー氏と夕食を共にしたとき、大統領が「私に対して忠誠が必要だ」と言われ、コミー氏は「常に私は公正です」と返答したと述べた。...
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トランプ大統領は、たった4ヶ月の間に、コミー氏と電話で6回、面会で3回の計9回も1対1で接触していた。
いままで、コミー氏は、過去の大統領とは、ブッシュ(子)大統領時代の司法省副長官時に1回、オバマ政権時代に2回面接しただけである。
1月27日、トランプ大統領がコミー氏と夕食を共にしたとき、大統領が「私に対して忠誠が必要だ」と言われ、コミー氏は「常に私は公正です」と返答したと述べた。その時、コミー氏は、大統領から、ロシア疑惑の捜査に対して圧力を加えられたとは思わなかったと証言した。
2月13日、トランプ大統領がフリン前大統領を解任し、翌日14日、トランプ大統領とコミー氏の面談時、大統領は、「フリンはいいやつだ。フリンの捜査はやり過ごしてほしい。」と言われたものの、コミー氏は、やり過ごすとは応えなかった。また、コミー氏は、このトランプ大統領の要求は「命令」ではなく、「指示」であったと証言した。
いままで、トランプ大統領は、コミー氏に対して、「素晴らしい仕事ぶりだ。このまま続投してほしい。」と繰返し言っていたが、5月9日、トランプ大統領がコミー氏を電撃解任した。
その時、トランプ大統領のコミー氏の解任理由は、ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題とされているが、実際は、トランプ大統領が「コミーは目立ちたがり屋で、FBIは混乱している。FBIの組織は、、信頼、指導力に問題がある」とFBIを中傷したものであり、コミー氏は「大統領は、解任理由についてウソをついた。」と証言した。
最後に、情報特別委員長が、コミー氏に対し、「ロシアが、選挙に干渉したということに疑いの余地があるか。ロシア政府が、民主党全国委員会等のシステムへの不正侵入や情報漏えいの背後にあるという疑いの余地はあるか。大統領が、フリン氏に対するFBIの捜査の中止を求めたことは、司法妨害に当たるか。」との問に対して、コミー氏は、いずれも「いいえ」と答え、ロシア疑惑を否定した。
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