米運輸省道路交通安全局（NHTSA、1970年設立）は10月9日、米ホンダ車のステアリング・ギアボックスに不具合があり、衝突事故等深刻な事態を招く恐れがあるとして、対象車約170万台をリコールするとの届け出があったと発表した。

対象車は、2022～2025年モデルのセダン型シビック、アキュラインテグラやSUVのCR-V等である。...

米運輸省道路交通安全局（NHTSA、1970年設立）は10月9日、米ホンダ車のステアリング・ギアボックスに不具合があり、衝突事故等深刻な事態を招く恐れがあるとして、対象車約170万台をリコールするとの届け出があったと発表した。

対象車は、2022～2025年モデルのセダン型シビック、アキュラインテグラやSUVのCR-V等である。

NHTSAレポートによると、昨年運転中にステアリングに支障を来して13件の衝突事故が発生したとの報告を受けていたことから、昨年3月から調査に取り掛かり始め、11月に調査の程度を引き上げたという。

その結果、ホンダ車のステアリング・ギアボックスの組立が不完全だった恐れがあり、そのため過度の内部摩擦を引き起こし、ハンドル操作が困難になる可能性があることが判明したとする。

なお、米ホンダ車を扱うディーラーが、摩耗したギアスプリング交換や必要に応じてグリース追加を無償で行うことになる。