米大統領選共和党候補予備選で、ドナルド・トランプ前大統領(77歳、2017~2021年在任)と最後まで争ったニッキー・ヘイリー元国連大使(52歳、2017~2018年在任)は5月下旬、当初の主張を翻して11月の大統領選でトランプに投票すると表明した。しかし、時すでに遅しか、トランプ陣営等の直近情報によると、トランプがペアを組む副大統領候補者名にヘイリー氏の名前はなく、またほぼ男性を選ぶ意向だという。
6月7日付
『ロイター通信』は、ドナルド・トランプ前大統領がペアを組む副大統領候補者として考えているのは男性だとの側近情報について詳報している。
米大統領選共和党候補予備選で、ニッキー・ヘイリー元国連大使は、3月に決着が付くまで最後までドナルド・トランプ前大統領に対抗した。
撤退を宣言するに当たって、トランプ支持を明確に表明しなかったが、5月下旬になってトランプ支持を打ち出した。...
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6月7日付
『ロイター通信』は、ドナルド・トランプ前大統領がペアを組む副大統領候補者として考えているのは男性だとの側近情報について詳報している。
米大統領選共和党候補予備選で、ニッキー・ヘイリー元国連大使は、3月に決着が付くまで最後までドナルド・トランプ前大統領に対抗した。
撤退を宣言するに当たって、トランプ支持を明確に表明しなかったが、5月下旬になってトランプ支持を打ち出した。
同氏としては、トランプがペアとなる副大統領候補者として自身を選ぶことを期待してのこととみられるが、時すでに遅しという結果になる模様である。
何故なら、トランプ陣営、ロビイスト、大口献金者等と話した9人の関係者によると、トランプが候補者と考えているのはほぼ全員男性であるからである。
複数の大口献金者や共和党穏健派は、ヘイリー氏を推しているが、トランプはほとんど取り合わなかったという。
現時点で候補者に上がっているのは以下である。
(最有力候補)
● マルコ・ルビオ上院議員:53歳、フロリダ州選出、2011年初当選。2016年大統領選で共和党予備選候補として最後までトランプと競合。
● J.D.バンス上院議員:39歳、オハイオ州選出、トランプの支持を得て2023年初当選。作家・投資家。
(トランプが名前を挙げた候補者)
● ダグ・バーガム知事:68歳、ノースダコタ州知事、2016年初当選。2023年米大統領選共和党予備選に出馬。実業家。
● ティム・スコット上院議員:58歳、サウスカロライナ州選出、2013年初当選。2023年米大統領選共和党予備選に一旦は出馬を表明するも撤回し、トランプ支持を表明。共和党唯一のアフリカ系上院議員、実業家。
● ベン・カーソン元住宅都市開発長官:72歳、2017~2021年在任。2016年米大統領選共和党予備選候補者のひとり。医師。
(ダークホース)
● トム・コットン上院議員:47歳、アーカンソー州選出、2014年初当選。保守強硬派で強烈なトランプ支持者。
● エリス・ステファニク下院議員:39歳、ニューヨーク州選出、2014年初当選。2021年下院共和党会議議長就任、強烈なトランプ支持者。
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