アルプス山脈のふもとにある岩場地帯でルツェルン湖を見下ろす位置にあるスイス中央部ブルゲンストックの複合ホテル施設で、来週の金曜、土曜に予定されている平和サミットの準備が着々と進められている。この複合ホテル施設が選ばれた理由は、牧歌的な眺望以外に、過去にスーダンやキプロスでの紛争の和平協議が開催された実績があるためという。
この平和会議には全部で100か国以上の国と国際組織の代表団が参加すると予想されている。...
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アルプス山脈のふもとにある岩場地帯でルツェルン湖を見下ろす位置にあるスイス中央部ブルゲンストックの複合ホテル施設で、来週の金曜、土曜に予定されている平和サミットの準備が着々と進められている。この複合ホテル施設が選ばれた理由は、牧歌的な眺望以外に、過去にスーダンやキプロスでの紛争の和平協議が開催された実績があるためという。
この平和会議には全部で100か国以上の国と国際組織の代表団が参加すると予想されている。ウクライナの同盟国側からは、多くの首脳と欧州の政府代表団がスイスでの平和会議に参加し、ウクライナへの支援方法を再確認するものと見られる。
しかし、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の呼びかけにも関わらず、米国のジョー・バイデン大統領は、今週日曜日のフランス公式訪問を最後に、来週、欧州には戻らないという。その代わりに、カマラ・ハリス副大統領の参加が予定されている。さらに、このウクライナ平和会議の主な問題点は、ロシアが密使を誰も派遣しないことに加えて、ロシアの同盟国、すなわち中国も参加しないことである。先週、ゼレンスキー大統領は、中国とロシアが他の多くの国に平和会議への不参加を呼びかけて、平和会議を台無しにしていると非難した。
ゼレンスキー大統領は、そのかわり、アジア、太平洋地域の国々の参加を呼びかけている。
なお、フランスのマクロン大統領は、スイスでの平和会議に参加し、フランスが、戦闘爆撃機ミラージュの供与などの軍事面の援助以外にもウクライナを政治面、外交面で継続的に援助することを表明する予定である。
一方、ウクライナとしては平和会議で、ロシアとの戦闘を終わらせるために是非とも必要な条件を提示して、この実現のため、国際的な幅広い分野で援助を訴えたいと考えている。
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