ポーランドの防衛大臣キシ二アックーカミズは、「ウクライナで起きている大規模な戦争を見て、同盟国の兵力の迅速な移動の必要性を認識した。 そのため、3か国間内での兵力の可動性を促進する目的で、この協定を調印するに至った。」と説明した。
さらに、「ウクライナの人々が現在、置かれている状況に無関心でいるわけにはいかない。 もしNATOが軍事同盟としての兵力を誇示したいなら、同盟国間および同盟国内部での兵力の可動性を高めることが最も必要となる。...
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ポーランドの防衛大臣キシ二アックーカミズは、「ウクライナで起きている大規模な戦争を見て、同盟国の兵力の迅速な移動の必要性を認識した。 そのため、3か国間内での兵力の可動性を促進する目的で、この協定を調印するに至った。」と説明した。
さらに、「ウクライナの人々が現在、置かれている状況に無関心でいるわけにはいかない。 もしNATOが軍事同盟としての兵力を誇示したいなら、同盟国間および同盟国内部での兵力の可動性を高めることが最も必要となる。」と付け加えた。
この協定の発議に対しては、ロシア側で多くの反論があるのは承知の上であるが、まずはNATO加盟国間の国境における軍事品の輸送に関する現状の多くの法的な障害を取り除く必要があり、さらにはインフラ整備、特に道路や架橋など、大型軍事車両が通過できるように標準化する必要が生じる。
ポーランド駐在のオランダ大使ベルグマは、「インフラ整備した後の段階としては、各国のインフラと輸送システムを統合化することが必要となる。地政学的な挑戦として、兵力の迅速な輸送システムと柔軟な物流システムを構築することだ。」と語った。
さらに、「これを標準化した‘軍事物資回廊’と呼ぶもので、協定に調印した3か国は、これを達成できると確信している。 この3か国はウクライナを積極的に支援しており、このことが同時に、欧州の防衛に貢献することになる。」と付け加えた。
これまで2年間のロシア軍との戦闘を通して、ウクライナ軍にとっては、軍事物資不足や砲弾不足の問題を抱えつつも、軍事物資の輸送の迅速さが益々重要さを増しているものと見られる。
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