8月10日水曜日付けのマリ暫定政府の公式発表によると、先週の日曜日、8月7日に42人の兵士が、マリ北東部のブルキナファソ、ニジェールとの国境近くでイスラム過激派の攻撃を受けて死亡した。これは2019年以来の最も残忍なテロ攻撃に相当する。
同地域でのマリ軍に対するイスラム過激派ISグループによるテロ攻撃は2019年末から2020年初めにかけてひんぱんに起きていた。
マリ暫定政府の公式発表によると、マリ軍はテシットでのテロリストたちの組織的な攻撃に果敢に立ち向かったが、軍からは42人の犠牲者と22人の負傷者を出す結果となった。...
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8月10日水曜日付けのマリ暫定政府の公式発表によると、先週の日曜日、8月7日に42人の兵士が、マリ北東部のブルキナファソ、ニジェールとの国境近くでイスラム過激派の攻撃を受けて死亡した。これは2019年以来の最も残忍なテロ攻撃に相当する。
同地域でのマリ軍に対するイスラム過激派ISグループによるテロ攻撃は2019年末から2020年初めにかけてひんぱんに起きていた。
マリ暫定政府の公式発表によると、マリ軍はテシットでのテロリストたちの組織的な攻撃に果敢に立ち向かったが、軍からは42人の犠牲者と22人の負傷者を出す結果となった。さらに37人のテロリストを逮捕し、多くの車両を破壊したと追記した。
マリ暫定政府としては、テロ攻撃はドローンの使用や、車に爆発物を仕掛けることなどで特徴付けられる「大サハラのISグループ(EIGS)」により実行されたものであると推定している。
公式発表ではさらに、テロリストたちのドローンによる偵察活動などの録画を見ると、外部からのドローンの提供や技術支援を受けていることが明確であると指摘している。
マリ大統領府は8月11日木曜日から3日間、タシットでのテロ攻撃の犠牲になった民間人、軍人に対し、喪に服することを決定した。
なお、テシット地域は、隣国との国境に近く、国の統治が至らない田園地帯で、これまでテログループたちの抗争拠点となっている。特にアルカイダ系の武装組織GSIMと、敵対するIS系のEIGS間による、当地域の主導権争いを活発化しており、これまでマリ軍や民間人に多くの犠牲者が出ている。
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