この発表はコビッド19感染の発症患者数が大巾に減少している状況を受けて行われた。欧州航空保安局によると、マスク着用義務は空港や欧州発着の航空機にも適用されるという。5月16日からはマスク無しで公共交通機関すなわち、地下鉄、バス、列車、航空機およびタクシーを利用できることになる。
フランス内閣府の報道官は、今後、公共交通機関マスク着用の義務はなくなるが、しばらくはマスク着用することが推奨されると言明した。...
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この発表はコビッド19感染の発症患者数が大巾に減少している状況を受けて行われた。欧州航空保安局によると、マスク着用義務は空港や欧州発着の航空機にも適用されるという。5月16日からはマスク無しで公共交通機関すなわち、地下鉄、バス、列車、航空機およびタクシーを利用できることになる。
フランス内閣府の報道官は、今後、公共交通機関マスク着用の義務はなくなるが、しばらくはマスク着用することが推奨されると言明した。さらに、今回マスク着用義務を廃止した理由は、コビッド19感染者数が激減していることによると付け加えた。
今回のマスク着用義務は、コビッド19感染流行に直面した時期にフランスや近隣諸国で感染防止のため制定され、2年以上も継続してきたが、ようやく解除の運びとなった。しかし、感染症専門家によると、コビッド19感染は新たな変異種の発生などにより終息することはないという。
なお、今年の初めにはフランス政府が、感染防止上の行動制限解除の第1ステップとして公共の場所、例えば公共交通機関、レストランや映画館でのコビッド19ワクチン接種済みを証明するワクチンパスの提示義務を撤廃している。
公共交通機関でのマスク着用義務の撤廃の後、依然として残る制約として’サニタリーパス‘(24時間以内にPCRテストが陰性である証明)が残り、免疫の少ない患者を治療する特殊医療機関や老人ホームを訪問する場合はこのパスが必要となる。なお、フランスの厚生大臣は新しいコビッド19変異ウイルスが秋に出現した場合は、新たなワクチン接種キャンペーンを再開する可能性があると喚起している。
一方、日本ではコビッド19感染者数は再度増加しており、マスク着用の撤廃はしばらく先になりそうである。
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