LATAM航空のカルロス・シウファルディさん(41)とパウラ・ポデストさん(39)は、機内で法王に記念写真をお願いしたところ、法王から夫婦なのかと尋ねられた。
カルロスさんらは、2010年2月にサンティアゴ市内の教会で挙式を予定していたものの、大地震で教会が崩れたため中止となり、婚姻届だけ出し、現在は子供が二人いると説明。結婚の祝福の言葉を掛けてくれるよう依頼したところ、法王が「私が式を執り行うことができます。...
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LATAM航空のカルロス・シウファルディさん(41)とパウラ・ポデストさん(39)は、機内で法王に記念写真をお願いしたところ、法王から夫婦なのかと尋ねられた。
カルロスさんらは、2010年2月にサンティアゴ市内の教会で挙式を予定していたものの、大地震で教会が崩れたため中止となり、婚姻届だけ出し、現在は子供が二人いると説明。結婚の祝福の言葉を掛けてくれるよう依頼したところ、法王が「私が式を執り行うことができます。今、式をしましょうか」と提案された。カルロスさんとパウラさんはすぐに承諾し、同乗していた航空会社の社長が立会人となり、即席の結婚式が実現した。
法王は、その場で作成された結婚証明書に署名した。そして新郎には黒のロザリオ、新婦には白のロザリオをプレゼントした。法王が機上で式を執り行うのは歴史上初めてであるという。
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環境問題を考える時、あらゆる問題が絡み合い複雑でなかなか解決の糸口が見つからない。身近な所では、私達の食にも非常に影響してくる。よく知られているように、地球の温度が上がると、農作物にも多大な影響があるからだ。今日私達の食卓に上っている主食や嗜好品にも徐々に変化を与えるのだ。日本の農業も例外ではないが、輸入に頼るチョコレートの原料カカオのようにすでに危険にさらされ価格が上昇しはじめているもの多くある。気候変動で雨が減りこれまでの農業が続けれなくなるおそれがある。このような事態は世界中で起きていて、生活を一変される結果となる場合もあるのだ。
12月1日付け
『NPR NEWS』
メリーランド大学地質学者のリーブラウン氏は、気候変動の農業への影響についてバーモンド州を例にあげると、かつては5月にトウモロコシの種を植え付けていたが現在では5月は寒く雨が多いため、植え付けは6月中旬まで出来ない。この遅れは収穫に影響する。霜が降りるのも早い。結果バーモント州の牛のエサであるトウモロコシが少なくなるため、畜産の搾乳量が減る。こうしてバーモント州の畜産経済構造が変わってしまう、と語る。
エチオピアでは、雨不足で古来伝来の農場での収穫に息づまっている。降水量の多い地域が北移り、現在は北部に雨が降るがかつて砂漠だった土地のため人があまり住んでいない。だからといって北に引っ越すかという問題がある。大量の農作物を輸入するM&Msチョコやスニッカーズのマース社のような商社なら分かっているのだが産地の人は地球全体の気候変動が起きている事をあまり知らない。気候変動は大きな脅威だ、と同社のサスティナビリティ事務所のバリー・バーキン氏はいう。同社にとって一番の問題は重要な原材料であるチョコレートだ。カカオはカカオの木からとれほとんどは高温多湿の西アフリカ産だ。しかし気候が変化しており西アフリカはより乾燥地帯となりつつある。これはカカオにとっては望ましくない。
カカオは他からの供給から輸入出来るため不足自体は心配はない。しかしカカオ生産に頼る地元の農家が問題だ、と同氏は言う。同社は農家を援助するため生産性を上げるよう農薬開発や研修で支援する方針だ。そうすることで農家も潤い、一度の干ばつではダメージを受けないようにする。このような活動を通して同社は環境問題に対処する。しかしコストがかかり、困難がある。また、同社で2009年から温室効果ガスを抑制するよう努め、地球環境に配慮している、と述べている。
温室効果ガスは8年前と比較し25%削減した。2040年までには、炭素燃料ゼロを目指す。先月同社はジェネラルミルズ社、ユニリーバ社、ネスレ社を含む9の世界的大手食品メーカーと世界の食品供給への気候変動の脅威に関する文書を発表した。(後に参加企業は14となった。)セレス社のプログラムディレクター、アン・ケリー氏は共和党支持州も立ち上がり、強い結束を結ばれた。その文書のロゴには、化石と風車が記されている。先のマース社のパーキン氏は、民間企業の結びつきは政府の支援にもつながる。同社の代表はパリにも向かう、と語っている。
近年チョコレートの原料であるカカオは不足し価格があがっている。11月20日付け
『SALON』によると、チョコレートの需要、消費が拡大しているのも不足の原因だが、もう一つ気候の変動にも原因がある。
ガーナとコートダジュールでは世界の7割以上のカカオ生産量を誇っているが、西アフリカの気候は悪化の一途を辿る。国際熱帯農業センターが発表した研究によると、2050年までに地球の温度は摂氏2度上昇する。気温が上がると木や土からの水分が蒸発し、カカオの木が水分不足となる“蒸発散”という現象が起きる、と報じている。
11月30日付け
『SLATE』によると、米国の主な産物トウモロコシは95度(摂氏35度)以上では生産不可能だ。現在の気温と降水量が変化すると、チョコレートと小麦粉の原料の製造は困難となると科学者は警鐘を鳴らしている。
2050年までに世界の人口は93億人に達すると見られ新興国では賃金が上昇し、物の需要、特に肉の需要が拡大する。
英国政府の科学アドバイザーチーフのジョン・ベディントン氏は、2030年までに気候変動、人口増加、原材料の減少による食料と水不足から、暴徒、大移民という大きな”社会不安”が起きる恐れがある、と警告する。
遺伝子組み換え種は生産量増加には効果あるがまだ技術は証明されていないため、遺伝子組み換え種のみでは対抗できない。また、熱と乾燥に強い品種への改良、生産過程では二酸化炭素が出るため温室効果ガスをなくすことが課題だと報じた。
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