エールフランスKLMが、8年ぶりの大型発注を行った。エアバス A220を確定60機、オプション60機の発注だ。定価は1機あたり5000万ユーロ(約61憶円)と同グループにとって多額の投資となる。 最新機器を備え、低燃費・低騒音を売りとする航空機を導入することで、特に低コストの航空会社との競争力を向上させることを目的としている。
『フランス アンフォ』によると、A220は150席仕様の航空機で、機内はWi-Fi装備がされており、これまでよりも奥行きと広さのある座席を提供できるようになるという。それだけはなく、旅行客一人あたり燃料消費2.6 L / 100 kmとこれまでよりも20%近く低燃費の機体となる。同機体は半径4,000 km以内での近中距離線で運航される予定だという。
『20 Minutes』によると、エールフランスKLMのもう1つの戦略的決定は、エアバスが生産を中止したエールフランスKLMのエアバス「A380」10機が、今後3年で飛行停止となること。...
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『フランス アンフォ』によると、A220は150席仕様の航空機で、機内はWi-Fi装備がされており、これまでよりも奥行きと広さのある座席を提供できるようになるという。それだけはなく、旅行客一人あたり燃料消費2.6 L / 100 kmとこれまでよりも20%近く低燃費の機体となる。同機体は半径4,000 km以内での近中距離線で運航される予定だという。
『20 Minutes』によると、エールフランスKLMのもう1つの戦略的決定は、エアバスが生産を中止したエールフランスKLMのエアバス「A380」10機が、今後3年で飛行停止となること。
同グループのプレスリリースによると、A220の発注やA380の廃止は「航空隊を簡素化し調和させたいという望みを実現するだけでなく、より環境にやさしい、最新の、より効率的な航空機を導入することで競争力を向上させる」ための決定だという。
今後エールフランスは短距離および中距離線で平均16年以上運航してきたA318機およびA319機を徐々にA220機と入れ替えていく。
なお、2022年に運航が終了する残り7機のA380については、それらを置き換えるための機体導入の決定はとられなかった。 「現在の競争環境では、A380で収益性の見込める市場が制限されている」という。
「4つのエンジンを持つA380は新世代の長距離航空機よりも座席あたり20%から25%多く燃料を消費し、二酸化炭素もより多く排出する」と、同社は説明している。そして「この航空機を維持することは多大なコストが伴い、残すことは経済的観点から適切ではない」とコメントしている。
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