これまで何度か報じたとおり、ドナルド・トランプ大統領は5月下旬、新天皇の最初の国賓として来日する。安倍晋三首相が何度も訪米して露払いをしているせいか、日米間の深刻な交渉というより、むしろ物見遊山の意味合いが強い。そして極め付けは、大相撲五月場所千秋楽観戦で、優勝力士に新たにトランプ・カップ創設・授与を行い、しっかり足跡を残すという。優勝力士にいくらの請求書(関税)が届くのかとのジョークも言われているが、米メディアでは、日本政府や相撲協会側から、“天皇杯より大きいカップは困る”という声が出るはずだとのユーモアコメントが掲載されている。
5月14日付
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「大相撲優勝者にトランプ・カップ授与」
大相撲5月場所において、天皇杯、内閣総理大臣杯に続いて、新たにトランプ・カップが授与されることになる。
『サンフランシスコ・ゲート』紙は5月14日、5月下旬に訪日するドナルド・トランプ大統領が、大相撲千秋楽を観戦した際、優勝力士に新たに創設したトランプ・カップを贈呈することになると報じた。...
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5月14日付
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「大相撲優勝者にトランプ・カップ授与」
大相撲5月場所において、天皇杯、内閣総理大臣杯に続いて、新たにトランプ・カップが授与されることになる。
『サンフランシスコ・ゲート』紙は5月14日、5月下旬に訪日するドナルド・トランプ大統領が、大相撲千秋楽を観戦した際、優勝力士に新たに創設したトランプ・カップを贈呈することになると報じた。
ホワイトハウスはまだ何もコメントしていないが、同大統領は、先月安倍晋三首相が訪米した際、大相撲優勝力士に優勝カップを贈呈する話が持ち上がったと言及した。
そして、自身は常に素晴らしいことを考えるとした上で、優勝カップを授与することを決めたと付言している。
米相撲競技会を運営しているアンドリュー・フロインド氏(注1後記)は、米大統領が大相撲に関心を持ち、かつ優勝カップを寄贈することは良いことだとした。
ただ、どのような優勝カップとなるのかとの質問には、杓子定規な取り決めはないと思うが、ただ一つ言えることは、天皇杯よりも大きいカップとすることはまずいと思うとコメントした。
そして、恐らく日本側からも、その要請は出ているはずだとも付言した。
なお、同氏は、『東京ジャーナル』(注2後記)に相撲関連のコラムを掲載している。
(注1)アンドリュー・フロインド:かつて日本在住時に大相撲に興味を持ち、25年程前に米国大相撲競技会を立ち上げ、ほぼ毎年米国各地でオープン競技会を開催している。
(注2)『東京ジャーナル』:日本の観光情報を世界へ提供する洋書のベストセラー国際旅行誌で、東京及び日本の今の文化にフォーカスした季刊発行の英字雑誌。1981年創刊。
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