フィギュア団体・樋口新葉が2位（2月6日）

岩渕麗楽が5位入賞（2月6日）

北京五輪開会式（2月5日）

２月４日、遂に北京五輪開会式が行われた。会場となった国家スタジアム「鳥の巣」周辺ではゼロコロナを意識し、広い範囲が閉鎖され、厳しい交通規制がかけられた。メディアですらも、人数制限され、入場行進の際もアスリートが二重マスクを着用するなど、随所で感染対策の徹底ぶりがアピールされていた。

開会式のイベントでは直方体のスクリーンにレーザー光線で文字などを映し出す最先端の技術や、ＡＩや光を駆使したチャンイーモウ総指揮による演出が行われ、盛大な花火も打ち上げられた。...

２月４日、遂に北京五輪開会式が行われた。会場となった国家スタジアム「鳥の巣」周辺ではゼロコロナを意識し、広い範囲が閉鎖され、厳しい交通規制がかけられた。メディアですらも、人数制限され、入場行進の際もアスリートが二重マスクを着用するなど、随所で感染対策の徹底ぶりがアピールされていた。

開会式のイベントでは直方体のスクリーンにレーザー光線で文字などを映し出す最先端の技術や、ＡＩや光を駆使したチャンイーモウ総指揮による演出が行われ、盛大な花火も打ち上げられた。

チャンイーモウ氏は２００８年北京五輪の際にもスケール感のあるハイテクな演出を担当したが、今回の五輪はトーンを抑えたもので、やや単調なものに見えた。いい意味に解釈すればコロナ禍にふさわしい質素な開会式となったということもできるが、会場で居眠りをするプーチン大統領の姿が今回の開会式について全てを物語っている

ロイター通信は「前回より大会のスケールは小さいが、習近平体制のもとで中国はより繁栄し、強く、自信をつけ、挑戦的になった」と報じた。豪州ＡＢＣは「台頭する中国の強大な力を強調する代わりに、より融和的な雰囲気に取って代わられた」と伝えた。

今大会の運営に終始暗い影を落としてきたものは、ウイグル族やチベット族、香港、台湾などに対する中国の人権問題である。聖火リレーの最終ランナーにウイグル族の女性選手と漢族の男性選手が仲良く登場するという演出が行われた。中国が人権問題に配慮しているということを世界にアピールする政治的思惑があったが、意図があからさまなため、成功している演出には見えなかった。

さらに台湾絡みの問題もあった。台湾選手団は入場時のアナウンスを「中華台北」ではなく、中国の一部というニュアンスが強い「中国台北」と呼ばれることを危惧し、一時開会式に参加しない方針を示していたが、一転して参加することになった。この背景には入場時に「中華台北」と呼ぶとの確約をとったからだと言われている。約束通り実際の入場の際は「中華台北」とのアナウンスがなされていた。

しかし、これには裏があり、中国国内にこの入場行進を実況中継していたＣＣＴＶ（中国国営中央テレビ）が台湾選手団を「中国台北」とアナウンスした。このエピソードだけとってみても、やはり中国は約束したことを平気で破る信用できない国であるということを世界に知らしめてしまった。

堀島行真・銅メダル獲得（2月5日）

高木美帆は6位入賞（2月5日）

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