英国今月15日から・公共交通機関でマスク着用義務化(6月5日)
英国では今月15日以降公共交通機関を利用する際マスク着用が義務付けられるようになった。
違反者には罰金が科されることもあるが幼い子供や障害者などは対象外となる。英国では15日からデパートなど商店の営業が可能になる。
フランス・新型コロナウイルス・感染者数減少(6月5日)
新型コロナウイルスはまだ存在しているが、制限解除による第2波の到来は避けられる可能性が高まってきた。
1日の新たな感染者数は専門家の予測の半分で、2か月前に比べ重症化も減っている。集中治療室の患者のピークは4月8日・7148人だったが、6月3日・1210人。数値モデルを作成した専門家の予測より早く終息に向かっている。
制限解除後は毎日1000人~4000人が感染すると考えられていたが、検査数を増やしたにも関わらず先週の陽性者1日平均511人。...
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新型コロナウイルスはまだ存在しているが、制限解除による第2波の到来は避けられる可能性が高まってきた。
1日の新たな感染者数は専門家の予測の半分で、2か月前に比べ重症化も減っている。集中治療室の患者のピークは4月8日・7148人だったが、6月3日・1210人。数値モデルを作成した専門家の予測より早く終息に向かっている。
制限解除後は毎日1000人~4000人が感染すると考えられていたが、検査数を増やしたにも関わらず先週の陽性者1日平均511人。マスク着用者は半数以上になっている。
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イタリア“政府からの支援不足”経済影響深刻で抗議活動(6月3日)
イタリアでは新型コロナウイルスの影響で経済が深刻な影響を受ける中、政府からの支援が足りないとして抗議活動が起きていて、国民の不安や不満が高まっている。
ローマで2日、抗議活動が行われ、約500人が参加し経済支援が不十分と訴えた。イタリアでは先月から経済活動への制限の段階的に緩和しているが、約2か月に及んだ厳しい措置の打撃は深刻だ。
イタリア政府は企業支援・従業員の給与補償など10兆円超える規模の経済対策を発表しているが、野党第1党・サルビーニ党首は「支援は届いていない。...
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イタリアでは新型コロナウイルスの影響で経済が深刻な影響を受ける中、政府からの支援が足りないとして抗議活動が起きていて、国民の不安や不満が高まっている。
ローマで2日、抗議活動が行われ、約500人が参加し経済支援が不十分と訴えた。イタリアでは先月から経済活動への制限の段階的に緩和しているが、約2か月に及んだ厳しい措置の打撃は深刻だ。
イタリア政府は企業支援・従業員の給与補償など10兆円超える規模の経済対策を発表しているが、野党第1党・サルビーニ党首は「支援は届いていない。支援はいま必要でそれが無ければ来年にはビジネスが消えてなくなる」とコメントした。
イタリア銀行は経済の回復には時間がかかるとして、最悪の場合ことしの経済成長率はマイナス13%に達する見通しを示している。抗議活動では首相の辞任を求める声が高まっている。
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コロナ禍・結果が気になる特異な政策の行方(5月30日)
世界における新型コロナウイルスの感染拡大は感染者600万人に迫る勢いを見せており留まる気配がみられない。パンデミックの下では検査・隔離がセオリーとなるが、いくつかの国ではこの原則から外れた行動がみられる。
例えば、ブラジル・ボルソナロ大統領はこのような状況下でも経済活動を優先させる姿勢を鮮明に打ち出している。新型コロナウイルスを「ただの風邪だ」と称し、厳しい外出制限を取っていない。ボルソナロ大統領に激しく抵抗したのが、ブラジル各州の知事だった。...
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世界における新型コロナウイルスの感染拡大は感染者600万人に迫る勢いを見せており留まる気配がみられない。パンデミックの下では検査・隔離がセオリーとなるが、いくつかの国ではこの原則から外れた行動がみられる。
例えば、ブラジル・ボルソナロ大統領はこのような状況下でも経済活動を優先させる姿勢を鮮明に打ち出している。新型コロナウイルスを「ただの風邪だ」と称し、厳しい外出制限を取っていない。ボルソナロ大統領に激しく抵抗したのが、ブラジル各州の知事だった。彼らは感染拡大をしっかり止めないといけないということで、外出制限など、厳しい規制を取ってきた。これを快く思っていないボルソナロ大統領は、ジェットスキーをしたりやりたい放題で、自身も外出自粛反対デモに参加し、「奴らはクソだ。クソ野郎の州知事どもはウイルスを利用している。あの市長は無駄な墓地まで掘っている」などと叫ぶなど、大統領とは思えない行動に出ている。現在、ブラジルの感染者数は41万人超とロシアを抜いて2位となっている。
新たに8300人以上の感染が明らかになったロシアでは、感染者が38万人でブラジルに次いで世界第3位となっている。死者数は4374人であるが、実際にはこの倍以上ではないかとの指摘も出ている。こうした中、プーチン大統領は「ピークは過ぎたとみられる」とし、モスクワの経済活動を再開させることや、市民の外出を6月1日から段階的に緩和する方針を了承した。さらに、延期されていた軍事パレードをモスクワなどで6月24日に行う考えを明らかにした。このパレードは、ナチス・ドイツに勝利したことを記念して毎年5月9日に行われている行事であるが、最もロシア国民の愛国心が高まる日だとされている。プーチン大統領としては、感染拡大による経済の落ち込みなどで国民の不満が募る中、愛国的な行事を滞りなく行うことで求心力を高めたい狙いがある。さらに気がかりな動きがある。それはロシアで予定されている憲法改正を問う国民投票で、憲法改正が行われればプーチン大統領が再び大統領選挙に立候補するのではないかという懸念の声が出ている。
3万5727人と感染者数世界16位のスウェーデンは新型コロナウイルスによる死者が4266人で北欧圏の中では突出している。それもそのはずで、スウェーデンはロックダウンを行わずに普通の生活を続けていくという独自政策を行った。この政策はワクチンが承認され、広く利用可能になるまで、「感染の広がりを抑制する方法はない」という考え方がベースになっている。高齢者施設ではマスクもせずに職員が入居者に接し、小中学校は通常通り授業を続けている。飲食店ではバーカウンター形式の接客は禁じているものの、テーブル席も利用可能である。この戦略を推進してきたのは、公衆衛生庁の疫学責任者、アンデシュテグネルである。テグネルは一部の国民からは英雄視さ彼の入れ墨を腕に入れる国民までいるほどの人気ぶりである。テグネルの目論みは国民の60%が免疫を獲得する集団免疫にあったが、結果として新型コロナウイルスに感染した人はわずか7.3%に過ぎず、テグネルは目標を達成することはできなかった。死亡者数が多いことで、テグネルを非難する人も出てきている。ちなみに7.3%という数値は厳格なロックダウンを実施したフランス、スペインの割合とほぼ同じであった。今後こうしたユニークな防疫政策の可否が明らかになってゆくことになる。
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スペイン・6月1日から外出制限の段階的解除(5月29日)
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ外出制限の段階的解除はスペインでは6月1日からフェーズが変わりカナリア諸島エルイエロ、ラゴメラとラグラシオサの島々とバレアレス諸島のフォルメンテーラ島でスペイン初のフェーズ3に入る。
スペインの7割がフェーズ2に入りバレンシア州、アンダルシア州、カスティーリャラマンチャ州、ムルシア州のそれぞれ全域もフェーズ2になる。
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