幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「ヘッドハンター」第2話 テレ東 4月23日 22時~23時
初回から引き込まれた「ヘッドハンター」。
第2話はゲスト・高島政伸、正名僕蔵。超体育会系の熱血・時代遅れ営業マン・郷原泰三を高嶋政伸が演じます。
高嶋さんといえばアクの強い狂気のキャラでおなじみですが、その熱量をを今回は「熱血会社バカ」に転換して演じています。
それほど個性的な役、というわけではないのですが高嶋さんのアクの強さが程よくまざって「こういう人実際にいそうだなぁ」というリアリティを出しています。...
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初回から引き込まれた「ヘッドハンター」。
第2話はゲスト・高島政伸、正名僕蔵。超体育会系の熱血・時代遅れ営業マン・郷原泰三を高嶋政伸が演じます。
高嶋さんといえばアクの強い狂気のキャラでおなじみですが、その熱量をを今回は「熱血会社バカ」に転換して演じています。
それほど個性的な役、というわけではないのですが高嶋さんのアクの強さが程よくまざって「こういう人実際にいそうだなぁ」というリアリティを出しています。
正名僕蔵さんも実際に会社にいそう。この「いそう」というのが大事ですよね。
キャスティングはいそうなキャラをうまく当てはめて役者を探し、役者は自我を捨て役に忠実に演じる。
これができれば巷のドラマは名演技だらけになるでしょうが、それがなかなか大変なんですね。
自我が渦巻いてしまうと失敗します。
この「ヘッドハンター」はそういった「自我」「自己顕示欲」が非常に薄いのが、特長でそれがこのドラマの面白さを作り上げていると感じます。
物語がしっかり伝わり、登場人物に自然と感情移入できます。
第2話も非常に満足の行く出来上がりでした。ほんと面白い。
今回のお話は高嶋さん、ちょっとかわいそうでしたが
最後の江口洋介さんが高島さんの元部下の若いサラリーマン」が大声で高嶋さんの悪口を言っているのを聞き、それをたしなめるセリフで溜飲が下がった方も多いでしょう。
かっこいいセリフでした。
最後に救いを残してくれるところが粋だな、と思いました。
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「コンフィデンスマンJP」第3話 フジテレビ 4月23日(月曜)21時~22時
独特の世界観がだんだん馴染んできたコンフィデンスマンJP。
早くも第3話のOAとなりました。
今回はカリスマ美術商を騙して、芸術の価値とは?また、その値段とは何なのか、審美眼とは?というテーマまで感じさせる物語でした。
東出さんのボクちゃん、絶好調ですね。
心もとない演技をさせたらピッタリですね!ともすると張り切り過ぎ?に見えなくもない長澤まさみさん(ダー子)とバランスが取れてちょうどいいです。...
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独特の世界観がだんだん馴染んできたコンフィデンスマンJP。
早くも第3話のOAとなりました。
今回はカリスマ美術商を騙して、芸術の価値とは?また、その値段とは何なのか、審美眼とは?というテーマまで感じさせる物語でした。
東出さんのボクちゃん、絶好調ですね。
心もとない演技をさせたらピッタリですね!ともすると張り切り過ぎ?に見えなくもない長澤まさみさん(ダー子)とバランスが取れてちょうどいいです。
やっぱりキャスティングってバランスが大事なんだなぁと改めて感心。
間には小日向さんのようなユーティリティプレーヤーが不可欠となっています。
石黒賢さん演じる美術商、とても良かったです。狙わず、リアリティを持って美術商という職業を持つ男を演じていました。
職業的要素とその男自身が持つ要素の混ざり具合が絶妙でした。
これが出せるのは上手い役者だと思います。職業的な要素は裏側に持って、人物の個性はその上に乗っかってくるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
下手な芸術家はトコトン嫌って絵画を売れる、売れないで冷徹に判断していたはずの石黒さん演じる美術商ですがまんまとダー子たちに騙され3億5000万円やられてしまいます。
詐欺の手口の鮮やかなことといったらおそらくOA済みの3話の中ではピカイチではないかと。
今回のお話といい、騙しのテクニックといい素晴らしすぎて夢中で見てしまいました。
正直言って第1話と第2話は「うーむ、惜しい!」と思っていたのでここでスマッシュヒット出ましたね。
新キャラ、五十嵐さん(小手伸也さん)もいい味です。
ラストシーンの美術商が涙を流すところは「涙が必要だったかなぁ~」としばし考えてしまいました。
正解はないですが演出家の解釈と自分の解釈を突き合わせて色々考えるのもドラマ鑑賞の楽しみですね。
1時間、たっぷり楽しませて頂きました!
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「崖っぷちホテル」第2話 日テレ 4月22日(日曜)22時30分~23時
かつては人気だった高級ホテルが今や崖っぷちに・・・・
従業員たちの質、やる気もまさに「崖っぷち」。
そんなホテルを再建しようとやってきた風変わりな青年。実は一流ホテルマンだった!?
崖っぷちホテルは再建できるのでしょうか。
そんなイントロダクションから始まったこのドラマ。
第2話でいよいよ波に乗ってきました!!
結論から言うと、この第2話かなり面白かったです。
ホテルから基本的に舞台は動かないワンシュチュエーションドラマ。...
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かつては人気だった高級ホテルが今や崖っぷちに・・・・
従業員たちの質、やる気もまさに「崖っぷち」。
そんなホテルを再建しようとやってきた風変わりな青年。実は一流ホテルマンだった!?
崖っぷちホテルは再建できるのでしょうか。
そんなイントロダクションから始まったこのドラマ。
第2話でいよいよ波に乗ってきました!!
結論から言うと、この第2話かなり面白かったです。
ホテルから基本的に舞台は動かないワンシュチュエーションドラマ。
成功すればめっちゃ面白い設定ですが話が動き出すまではちょっと苦しかったかも。
初回ではまだ完璧に歯車が噛み合っていなかった印象でしたが今回は歯車がキチッと合って動き出しましたね。
いよいよ岩田剛史さんが副支配人となり人事に大幅に手を入れます。
渡辺いっけいさん、鈴木浩介さん、りょうさん、料理長の中村倫也さんらは残念ながら降格。
文句ばっかりで働かないベテランですから仕方ないですね。
そしていっけいさん、鈴木さん、りょうさんらは、まんま敵役にスライドです。
この辺の設定はすごくわかりやすい。
設定はわかりやすくありきたりなんですがそれをベースに展開するエピソードがなかなかいいんです。
今回でなぜこのホテルがお客様に愛されてきたか、その理由がわかります。
その長所をもっと活かしていけば復活できるかも!と希望の光が見えてきます。
岩田さんも飄々とした雰囲気が役に合ってきました。不思議ちゃんですが言うところは言う。
そしてあの笑顔が全てを包み込みます。おおらかな笑顔は彼の魅力ですね。
また、鈴木浩介さんは2番手のキャラが上手いですね。今回はいっけいさんの2番手でハマってます。
鈴木さんをムロツヨシさんみたいに使うの私は反対です。やはりこのドラマのポジションが一番ハマります。
来週も楽しみにしてます!
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「孤独のグルメ」Season7 第3話 テレビ東京 4月20日(金) 深夜0時12分~0時52分
今日の五郎さんはおしゃれな町、広尾に参上。メキシコ料理の回でした。
メキシコ料理って食べたことはあるのですが今ひとつ馴染みが薄い。
タコスとかトルティーヤだと言われればああそうか、となるのですがカレーみたいに特に定期的に食べたくなる感じでもありません。
きょうの五郎さんは「ラザニア」という言葉を耳に挟み、それからの連想で
「メキシコ料理もいいじゃないか」と考えつく。
なんかわからないでもない感覚です。...
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今日の五郎さんはおしゃれな町、広尾に参上。メキシコ料理の回でした。
メキシコ料理って食べたことはあるのですが今ひとつ馴染みが薄い。
タコスとかトルティーヤだと言われればああそうか、となるのですがカレーみたいに特に定期的に食べたくなる感じでもありません。
きょうの五郎さんは「ラザニア」という言葉を耳に挟み、それからの連想で
「メキシコ料理もいいじゃないか」と考えつく。
なんかわからないでもない感覚です。こういう「理屈じゃなくなんか感覚でわかる」感が
久住昌之さんの作品の魅力です。ラザニアからのメキシコ料理もなんだかわかるような気がする。
今回、五郎さん随分沢山食べてましたね。
収録では松重さん、さぞ満腹でしょうね。
胸のすくような食べっぷりはいつもながら感心します。完璧に綺麗に食べているわけではなくて
ちょっとこぼしたりチーズがだらーっとなったりするのもおいしそうに見えます。
今回はメキシコ料理店店員に渡部豪太さん、インターナショナルスクール?みたいなスクールの職員に
豊田エリーさんがご出演。淡々と役を演じているすがたが素敵でした。
このお店のメキシコ料理、おいしそう。五郎さんはお酒を飲みませんがコロナビールなんか飲みたくなりますね。
今週もこちらのドラマで金曜夜をホッとリラックスして楽しむことができました。
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金曜ナイトドラマ「家政夫のミタゾノ」第1話 テレビ朝日 4月20日(金) 23時15分~24時15分
あの「最怖家政夫」ミタゾノさんが戻ってきました。
ミタゾノさんのパートナーとして剛力彩芽さんが新登場。
2人並ぶと大きさの差がすごいですね。ミタゾノさんゴツくなってませんか。
第1回目は「ド根性ネジ」というネジの開発に心血を注ぐ町工場に派遣されたミタゾノさん。
表向きはアットホームで仕事に真摯、ネジに情熱を注いでいるように見える町工場の本当の顔を暴いていきます。
脚本は谷津弘幸さん。...
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あの「最怖家政夫」ミタゾノさんが戻ってきました。
ミタゾノさんのパートナーとして剛力彩芽さんが新登場。
2人並ぶと大きさの差がすごいですね。ミタゾノさんゴツくなってませんか。
第1回目は「ド根性ネジ」というネジの開発に心血を注ぐ町工場に派遣されたミタゾノさん。
表向きはアットホームで仕事に真摯、ネジに情熱を注いでいるように見える町工場の本当の顔を暴いていきます。
脚本は谷津弘幸さん。
この町工場は谷津さんの過去の傑作「下町ロケット」「陸王」のパロディですよね。
みんなでネジの試験をしている映像などは「陸王」のこはぜ屋さんそのものでした。
前半は全て伏線でどんどんそれを覆していく脚本の展開はとても面白かったです。
キャスティングは小劇場系の方が多め。
今回のゲスト主役は橋本じゅんさん。「あなたのことはそれほど」の主人公が務める病院の先生
良かったですよね。インテリ系の役もハマる橋本さんですが今回の油まみれの腹黒社長の役もなかなかはまっていました。
唐突に挟み込まれる家事の豆知識、エンディングでなぜかちびっこ視聴者からの似顔絵紹介など
ツボに入る演出が多くリラックスして見られました。
ただ、ミタゾノさんが前回よりけっこう怖くなっている気がします。特に顔が!アップが少々怖い。
スタッフの遊びゴコロが多すぎも少な過ぎもなくちょうど良い感じで楽しいドラマに仕上がっていました。
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