幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「モンテクリスト伯」第7話 フジテレビ 5月31日(木)22時~23時
余りにも濃密な1時間、全く画面から目が離せない!!
復讐劇と聞いて当初胸がスカッとするようなものを予想していましたがここまで視聴して本当の復讐とは復讐する側にも刃が突き刺さるような残酷なものなのかもしれない、という思いに至りました。
これまで自分で手を下さずターゲットを陥れていた真海(ディーンフジオカ)でしたがじわじわと自らも復讐の渦に巻き込まれていきます。
すみれ(山本美月)が真海に「暖でしょ」「最初に会った時から気づいてた」と話すシーン、素晴らしかったです。...
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余りにも濃密な1時間、全く画面から目が離せない!!
復讐劇と聞いて当初胸がスカッとするようなものを予想していましたがここまで視聴して本当の復讐とは復讐する側にも刃が突き刺さるような残酷なものなのかもしれない、という思いに至りました。
これまで自分で手を下さずターゲットを陥れていた真海(ディーンフジオカ)でしたがじわじわと自らも復讐の渦に巻き込まれていきます。
すみれ(山本美月)が真海に「暖でしょ」「最初に会った時から気づいてた」と話すシーン、素晴らしかったです。南条幸男(大倉忠義)との結婚は暖を待てなかった自分が悪かったと涙ながらに謝罪するすみれ。でも真海の復讐の理由はそこにあるのではない。
背中を見せたまま思いの丈をぐっと噛み締め「暖は死んだ」「悪いのは幸男」と話す真海。
ディーンフジオカの背後から回り込んで横顔が映る。その表情。
それは暖でも真海でもない「誰か」が語っているような恐怖さえ感じる表情・・・・
もう圧倒されました。
こういうシュチュエーションは普通に生きてきて陥ることってまずないと思いますし(さすがのディーンさんもないと思います)全ての演技が想像力と創造力のたまもの。
こういう時、人間はこういう表情を、確かにするかもしれないと見るものに感じさせ奥の奥に柴門暖=モンテクリスト真海、真の姿がキラッと見せる。ディーンさんも山本さんも素晴らしい演技でした。
深い、深い一連のシーンからはこのドラマの大きなテーマを感じました。
そして南条の破滅。もうやりきれません。ここまでやる!?
大倉忠義さんは「ドS刑事」でもいい芝居をする人だなぁと思っていましたが昨日の芝居は圧巻でしたね。
二宮和也さんに続くジャニーズ出身本格俳優として今後も俳優活動を続けて欲しいと思います。
全てを失った南条の表情が忘れられません。
また、入間瑛理奈役の山口紗弥加さん、おっかない~ 名演技です。
彼女が出てくるとドキドキしてしまいます。みんな殺されちゃうよ~
あと数回ですがもう見逃せません!!!
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「警視庁捜査一課長」第8話 テレビ朝日 5月31日(木)20時~21時
「なにっ!派手なドレスを着たスーパーモデルのご遺体が発見された?すぐに臨場する」
日本橋の船着場で発見されたパーティドレスのご遺体は長年雑誌の表紙を飾る活躍をしてきたが最近はスーパーのチラシ広告のモデルになっていた「スーパーモデル」だった。
被害者・礼香(佐藤乃莉)は事件当夜、スーパーのモデルの最優秀賞の受賞パーティに出席していたがそこで昨年の最優秀モデル・彩音(新山千春)ともめているところが目撃されていた。...
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「なにっ!派手なドレスを着たスーパーモデルのご遺体が発見された?すぐに臨場する」
日本橋の船着場で発見されたパーティドレスのご遺体は長年雑誌の表紙を飾る活躍をしてきたが最近はスーパーのチラシ広告のモデルになっていた「スーパーモデル」だった。
被害者・礼香(佐藤乃莉)は事件当夜、スーパーのモデルの最優秀賞の受賞パーティに出席していたがそこで昨年の最優秀モデル・彩音(新山千春)ともめているところが目撃されていた。
このドラマは最初の1秒から見逃せませんよ。
電話を取る大岩一課長のセリフがまず最初のヤマ場ですから。
ここで視聴者はだいたいの事件の概要を知る。
そして次のシーンで実際のご遺体を見て「なるほど、今回のゲストはこの人か」となる。
ここで捜査一課の面々が一堂に会するので全キャラが今回も元気に出演しているかチェックする。
まぁだいたいの流れは毎回同じなんですがとにかく話の展開が早くてちょっとでも聞き逃すと案外話が分からなくなったりするんです。
侮れません。
大事な所でも超短時間でまとめたりどうでもいい話を意外と長くやっていたりしますからね。
そして今回見ていて強く感じたのはBGMが途切れる間が一瞬もないということです。
むしろCMになってからの方が静かなくらいに。
OA中に同じ曲何回かけとんねん!と突っ込みたくなるくらいずーーーーっと曲がかかっています。
おそらくこの番組のサントラが販売されていると思うのですがそのサントラ聞いたら耳慣れた曲ばかりで感涙ものでしょう。
番組にテンポを出すための演出はまさに職人技。限られた時間の中で必要な情報を出して最後にまとめあげるプロの技です。
ネットなどでは「ドラマ風コント」など書かれていますが面白いことをしようとしている人は誰もいなく、真面目にやると笑える風に仕上がる、というまさに「ゾーン」に入っている番組でこの域に達するのは並大抵ではありません。
役者陣は本当に真面目に演技しておりアドリブもおそらく一切ないと思われます。
特に場を引き締める金田明夫さんの存在はなくてはならないものでしょう。
ヤマさんが「よしっ!」とか「行くぞ!」など威勢良く掛け声をかければ捜査一課は一丸となり事件解決に向け全員で捜査にかかるのです。
来週は手首に輪ゴムを巻いたご遺体が発見されます。乞うご期待!!
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「正義のセ」第8話 日本テレビ 5月30日(水)22時~23時
今回の「正義のセ」面白かったです。ちゃんとお仕事ドラマになってました!
そう、こういう話が見たかったんですよ~。主人公のプライベートのお話ではなく検事の仕事をする上で起こるアレコレが。
ちゃんと取り扱う事件のことがメインになって最後まで根幹をなしていました。
いや、別に前回や前々回もそうだと言われればそうなんですが事件の概要がなんか取って付けたみたいなものばかりで納得行きませんでした。
今回の話は「まぁそういうこともあるかな」とちゃんと思えるものでした。...
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今回の「正義のセ」面白かったです。ちゃんとお仕事ドラマになってました!
そう、こういう話が見たかったんですよ~。主人公のプライベートのお話ではなく検事の仕事をする上で起こるアレコレが。
ちゃんと取り扱う事件のことがメインになって最後まで根幹をなしていました。
いや、別に前回や前々回もそうだと言われればそうなんですが事件の概要がなんか取って付けたみたいなものばかりで納得行きませんでした。
今回の話は「まぁそういうこともあるかな」とちゃんと思えるものでした。
今回はひき逃げ事件を担当する凛々子(吉高由里子)。
被疑者は芸能プロダクション社長の斎藤(正名僕蔵)で気づかずに人を引いていたと証言する。
気づかずにそのまま行ってしまうのと知っていながら逃げるのでは基礎判断が大きく変わってくるため凛々子たちは慎重に捜査を行うが・・・・
所属の俳優をかばってひき逃げの罪をかぶろうとする芸能プロ社長を正名僕蔵さん。
先日の「ヘッドハンター」に引き続きゲストの良い役でご出演。
年齢も重ねだんだんステイタスの高い役をやられるようになってきました。
芸能プロの社長役ですが非常に地味な衣装でそれもキャラ設定なのでしょうか。
役柄の性格から地味な人の設定なんでしょうが所属俳優はけっこう派手な特撮出身人気俳優でドラマに主演しているような役者でした。それにしては何もかも地味だし関わっているひと少なすぎ!・・・おっとまた気になる所が出てしまいました。
どうして罪をかぶろうとしたかというエピソードは納得できました。
正義のヒーローはやっぱり正義を貫かなくてはいけないですよね。
しかしこの事務所、もし社長が逮捕されたら他の俳優は困ってしまうからやっぱり俳優一人が逮捕された方がなんぼか傷は浅いのですよ!私はそう思います。
だからこの結末で良かったのだと思います。それともこの会社は社長1人、俳優1人の事務所だったのかな?
そのへんはちょっとわかりませんでした。この辺もエピソードに入れてくれたらもっと面白いのになと思いました。
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「特捜9」第8話 テレビ朝日 5月30日(水)21時30分~22時30分
今回の放送はサッカー・キリンチャレンジカップのため、30分遅れてのOAでした。
視聴率に影響はあったのか?と思い調べてみると今までで一番低い数字でした。
(とはいえ1%~2%くらいですが)
30分後に押したので今日は休みかなと思って見なかった人もいそうですね。
さて、今回のお話は横暴な奥様(船木幸)が自宅プールで溺死に見せかけ殺されていた。
第一発見者の清掃業者の女性に話を聞くと奥様はかなり激しい性格でパワハラが耐えなかった。...
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今回の放送はサッカー・キリンチャレンジカップのため、30分遅れてのOAでした。
視聴率に影響はあったのか?と思い調べてみると今までで一番低い数字でした。
(とはいえ1%~2%くらいですが)
30分後に押したので今日は休みかなと思って見なかった人もいそうですね。
さて、今回のお話は横暴な奥様(船木幸)が自宅プールで溺死に見せかけ殺されていた。
第一発見者の清掃業者の女性に話を聞くと奥様はかなり激しい性格でパワハラが耐えなかった。
しかし清掃業者の女性は殺害を否定。
一方で横暴な奥様の夫(団時朗)の会社が後継者問題で揺れていることが発覚。
特捜班は奥様の部屋にあった「無限大」のマークが書かれた紙片を発見。
DNA鑑定をする会社のマークに酷似していることを突き止める。
特捜9は渡瀬恒彦さんが班長を演じてた時代からかれこれ12年の長きに渡り愛されているシリーズ。
特捜班メンバーもマイナーチェンジはあれどだいたい同じメンバーなことから最近の当ドラマは「アドリブ風味」を持ち味にしています。
セリフにないと思われるセリフやリアクションのオンパレードで生の雰囲気が味わえます。
テレビドラマとしては画期的な演出だとは思いますが若干見づらい。
遊びの部分が多くて気が散ります。もう少し整理したほうがいいのでは??
書かれているセリフとアドリブセリフはどんなに同じにしようとしても落差が生じますからアドリブを入れる度にシーンがノッキングを起こして見ている方はリズムに乗れないのです。
もうちょっと分量が少なければお遊びでいいのになぁと思いながら見ていました。
社長役の団時朗さん、渋いですねー
映像で拝見するとめちゃくちゃ「外人ぽい」ですね。よくぞここでキャスティングしてくれました。
舞台で拝見することが多い俳優さんをテレビで見れると得した気分になります。
また、寺尾聰さんの存在感が薄いのでもっと出して欲しいと切にお願いしておきます。
椅子の捜査官でもたまには外に出て操作に参加しましょう。
外に出ないのは何か理由でもあるのでしょうか??せっかくの寺尾聰さんなのでもっと見たいと思いました。
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「花のち晴れ・花男Next Season」第7話 5月29日(火)22時~23時
天馬と正式につきあうことにして晴の告白こ断った音。
天馬の高校に転校することに決め、晴とは距離を取っていく。
晴はモデルで超お嬢様のメグリンの彼氏(仮)になるがモヤモヤ。
学校でも荒れた行動が多くなる。
先週の天馬と音のキスシーンから天馬くんと音が正式カップルになり晴がちょっとかわいそうな7話。
モヤモヤ、モンモンとするばかりの晴はなんとか立ち直ろうとしますが変な方向に行ってしまう・・・
なんとか頑張れ!晴と応援したくなります。...
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天馬と正式につきあうことにして晴の告白こ断った音。
天馬の高校に転校することに決め、晴とは距離を取っていく。
晴はモデルで超お嬢様のメグリンの彼氏(仮)になるがモヤモヤ。
学校でも荒れた行動が多くなる。
先週の天馬と音のキスシーンから天馬くんと音が正式カップルになり晴がちょっとかわいそうな7話。
モヤモヤ、モンモンとするばかりの晴はなんとか立ち直ろうとしますが変な方向に行ってしまう・・・
なんとか頑張れ!晴と応援したくなります。
以前から描かれてきた晴と父との確執も再びクローズアップされて晴の葛藤は最高潮に。
そんな時、音は晴に「らしくいてね、晴、そうやってもがいて頑張る姿が晴らしい」と声をかけます。
このシーンの音のセリフとても良かったです。
いろいろあって付き合ってはいないけれど音が晴を思いやる気持ちが溢れていて感動しました。
杉咲花さん、派手さはないけれどいいですよね。
音の気持ちも揺れ動いていて、でも家のことや天馬に対する気持ちもあって抑えなくてはいけないこともある。
そんな中で本当の自分の気持ちが出たセリフです。
本当のことが言えなくて自分にも嘘をついているセリフと本当の気持ちのセリフ。
全然違います。演技テクニックではなく役に身を委ね、音という人に寄り添うことでできた表現だと思います。
晴にとっては苦難の時が続きますが最終回にはどちらが音と付き合うんでしょう???
見ている方も心が揺れ動きます!!
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