幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「正義のセ」最終回第10話 日本テレビ 6月13日(水)22時~23時
議員の息子が殺人事件を犯すが、相手の正当防衛を主張。目撃情報や状況から見ても正当防衛が当てはまるかと思われるが、凛々子(吉高由里子)と相原(安田顕)は容疑者の職場や恋人などに当り人柄や普段の様子を聞き込む。その中で被害者の主張に違和感を覚える凛々子たち…
物語展開はありきたりで最終回だから特に盛り上がるということはなし。かといって全然つまらないということもない。なんとか最終回まで見続けられるかなぁという及第点のドラマでした。...
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議員の息子が殺人事件を犯すが、相手の正当防衛を主張。目撃情報や状況から見ても正当防衛が当てはまるかと思われるが、凛々子(吉高由里子)と相原(安田顕)は容疑者の職場や恋人などに当り人柄や普段の様子を聞き込む。その中で被害者の主張に違和感を覚える凛々子たち…
物語展開はありきたりで最終回だから特に盛り上がるということはなし。かといって全然つまらないということもない。なんとか最終回まで見続けられるかなぁという及第点のドラマでした。
でも、それが悪いとは思いません。
テレビの視聴者さんは色々な方がいます。
みんながみんな見応えある骨太なドラマを見たいわけじゃない。
週の真ん中水曜日にボーっと眺めてホッコリするこんなドラマも必要なんだと思うのです。
悪口じゃないですよ!
そりゃあ検事の仕事舐めとんのか!と思いたくなる展開もありました。横浜地検の同僚の皆さんもユルーイ存在感でしたね。でも、ちょっと待って、この雰囲気だって出そうとして出せるものじゃないと思うんですよ。検事が主役のファンタジードラマだった、そう思います。
橋爪功さんの「検事・悪玉」と比べちゃダメですよ!
板前だった容疑者がナンパされている女性をかばってナンパ男に自分が持ち歩いていた包丁で刺されてしまうのですが、新幹線で女性を助けて刺された男性の事件を思い出しました。
また、大事にしていた包丁を人殺しに使うわけないという恋人の証言が決め手になった展開は良かったと思います。
ラストは吉高由里子さんと安田顕さんがくっつきそうな雰囲気でしたね。ナイスカップルですよねー。この終わり方もなかなかホッコリして良かったです。安田顕さんにオンブダッコの作品で、少々安田さんが気の毒に見える所もありましたが逆に俳優・安田顕の底力も見せて頂きました。お疲れ様でした!
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「花のち晴れ」第9話 TBS 6月12日(火)22時~23時
王子様キャラの天馬くん(中川大志)に音(杉咲花)を譲った形になった神楽木晴(平野紫燿)。
モデルのめぐりん(飯豊まりえ)と付き合っているがなんとなく落ち着かない。
そんな時、音の身に危険が!!
不審な男らを差し向けているのは桃乃園学園で天馬を慕っている近衛(嘉島陸)だった?!
天馬&音、晴&メグリンのカップルがここ数話続いているので見ている方もちょっとモヤモヤでしたが今回はついに晴が覚醒!
近衛が差し向けた不審者に襲われたことを音が天馬に話しても「事実関係を確認する」とすぐに音の言うことを信じないことにキレた晴が「好きな女のいうことを信じられないのか!!」と詰め寄るシーン。...
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王子様キャラの天馬くん(中川大志)に音(杉咲花)を譲った形になった神楽木晴(平野紫燿)。
モデルのめぐりん(飯豊まりえ)と付き合っているがなんとなく落ち着かない。
そんな時、音の身に危険が!!
不審な男らを差し向けているのは桃乃園学園で天馬を慕っている近衛(嘉島陸)だった?!
天馬&音、晴&メグリンのカップルがここ数話続いているので見ている方もちょっとモヤモヤでしたが今回はついに晴が覚醒!
近衛が差し向けた不審者に襲われたことを音が天馬に話しても「事実関係を確認する」とすぐに音の言うことを信じないことにキレた晴が「好きな女のいうことを信じられないのか!!」と詰め寄るシーン。
ヘタレキャラの晴でしたがまっすぐな想いは誰にも負けねぇ!!って感じで良かったですね~
でも完璧にかっこいいってことはなくて少々ヘタレ成分が残ってるのがまたいいいですね。
晴はお父さん(滝藤賢一)に言わせると「10点満点中の5点・・いや2点くらいの男」なんだそうで完璧10点満点の10点の天馬くんと比べるのは可愛そうですけど。
でもそのマイナス8点分が彼の魅力になっている。
平野紫燿さんはそこのことろを可愛いらしさで包んで魅力的に演じています。
キョトンとしている晴の表情はかわいいですね。憎めない魅力があります。
音ちゃんは自分の気持ちを抑えて人に合わせるタイプの女の子でまだまだ本心を出していないようにも見えます。
お母さんのため、亡くなった天馬くんのお母さんのため、と自分より優先してしまう女の子。
杉咲さんのまっすぐで強い演技が音の自分を抑えているカンジをよく表現しています。
今回後半は天馬くんに対して晴が挑戦状を叩きるける展開で青春ドラマ感ハンパなかったですね。
平野さんには往年のマッチさんがやっていたような熱血が似合いますね~
なんだか懐かしい感覚に見舞われました。
来週はいよいよ最終回。
恋の行方はどうなるんでしょう。
なんと剣道・柔道・弓道の全国大会チャンピオンである天馬くんに晴が2勝しないと音を諦めないといけないという昔のドラマによくありがちな展開に!!
晴大丈夫なのかなぁ~
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「シグナル」 第10話(最終回)フジテレビ 6月12日(火) 21時~22時15分(15分拡大)
過去とつながる無線機がつなぐ2人の刑事。
毎日23時23分につながる無線を通じて過去の事件を解決しようとする。
しかし過去の刑事・大山(北村一輝)は三枝(坂口健太郎)の兄の冤罪事件を深追いしたことで殺害される。
衝撃の大山刑事白骨死体発見から物語は急展開。
最終回15分拡大で間に合うのかしら?とちょっと心配しながら視聴しました。
遺体が発見されたことで桜井刑事(吉瀬美智子)の大山に対する想いがハッキリしてなんとも切ない。...
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過去とつながる無線機がつなぐ2人の刑事。
毎日23時23分につながる無線を通じて過去の事件を解決しようとする。
しかし過去の刑事・大山(北村一輝)は三枝(坂口健太郎)の兄の冤罪事件を深追いしたことで殺害される。
衝撃の大山刑事白骨死体発見から物語は急展開。
最終回15分拡大で間に合うのかしら?とちょっと心配しながら視聴しました。
遺体が発見されたことで桜井刑事(吉瀬美智子)の大山に対する想いがハッキリしてなんとも切ない。
大山刑事は過去を変えれば助かるのだろうか?
時空を超えて過去を変えると現在の状況が変わるという設定のため
ものごとの辻褄を合わせるのが結構大変。見ている方も混乱しそうになるので大変です。
大山刑事を助けるには無線を通じて「あなたはどこそこで殺害されるので気をつけろ」と言うしかない。
白骨遺体を前にしている三枝と桜井に過去からの無線がつながる。
大山刑事に桜井刑事が涙ながらに殺害現場になった病院に行かないでと訴える・・
このことが結局未来を変える鍵になるのですがエピソード的にはけっこう微妙かなぁと思いました。
これで変わるならもっといろんなことが変わっているのではないか??
そこのところを緻密に設定するのは至難の技だと思いますが。
全体的に見て非常に面白い設定で物語も面白いのですが過去と未来の設定の矛盾がちょっとでも見えると物語世界が崩壊するという、微妙なバランスで成り立っているドラマでした。
結果は崩壊寸前だったところもあるけれどなんとか最終回まで持ったかな、という印象。
細部の矛盾はドラマ全体のダイナミズムで乗り切りました。
キャストも非常に良かった。
北村一輝さんは実年齢よりかなり若い設定の役ったと思いますが技術で年齢ギャップをカバーしていました。
強さと切なさを表現できる稀有な役者さん。桜井とのプラトニックな関係や事件、被害者との関係性を丁寧に演じ魅力的な大山像を描ききりました。
坂口健太郎さんはドラマ初主演だったそうですが今までの印象を変える骨太な演技でイメージアップ。
体当たりの演技もこなし、高い集中力で主演作品を見事に完成させました。
吉瀬美智子さんは美貌で妖艶なイメージも強いですが不器用な女刑事がとてもフィットしていました。
アクションシーンもかっこよかったです。過去の若作りはネットで賛否あったみたいですが私は可愛いいと思いましたよ。
そして一番悪かったのは渡部篤郎さんでしたね!!
ここまで真っ黒な人物は演じていて逆に楽しかったかもしれません。
最後は中本が死んでいたようなのでちょっとスカッとしました。
ラストはもうちょっと見せて欲しかったなぁ~
ぶつ切りラストも嫌いじゃないけどこれは情報が少なすぎ。
オリジナルでもいいので何らかの展望の破片をもうすこし見せて欲しかったです。
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「コンフィデンスマンJP」 第10話(最終話)フジテレビ 6月11日(月)
詐欺師として荒稼ぎをしていたダー子、リチャード、ボクちゃん。
ボクちゃんはそろそろ詐欺師稼業から足を洗ってまともな生活をしようと提案、出て行く。
それから1年。引越し業者で働くボクちゃんは結婚詐欺にあって財産を取られてしまった
鉢巻(佐藤隆太)という男に出会う。どんな奴に騙されたのかと聞き
似顔絵を書いてもらうと、その顔は・・・ダー子とリチャードにそっくりだった。
ダー子たちに謝罪させようとホテルに鉢巻を連れ帰るボクちゃんだったが鉢巻の態度が一変して・・・
ダー子たちが生活していたホテルのスイートルームから出ない密室劇。...
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詐欺師として荒稼ぎをしていたダー子、リチャード、ボクちゃん。
ボクちゃんはそろそろ詐欺師稼業から足を洗ってまともな生活をしようと提案、出て行く。
それから1年。引越し業者で働くボクちゃんは結婚詐欺にあって財産を取られてしまった
鉢巻(佐藤隆太)という男に出会う。どんな奴に騙されたのかと聞き
似顔絵を書いてもらうと、その顔は・・・ダー子とリチャードにそっくりだった。
ダー子たちに謝罪させようとホテルに鉢巻を連れ帰るボクちゃんだったが鉢巻の態度が一変して・・・
ダー子たちが生活していたホテルのスイートルームから出ない密室劇。
登場人物の数も最小限となっている今回の話。
脚本家・古沢良太の面目躍如の技あり脚本。
今日本で一番面白い話が書ける脚本家の最新作は胸がすくようなどんでん返しの連続でした。
前半・・・というか35分くらいまで後が見えない展開。
これどうやって回収するの?最後どうなるの?とわかっちゃいるのにハラハラドキドキ。
絶対視聴者も騙されてるんだよなぁとわかってるんだけど!どこが騙しなのか本当にわからない。
どれがホントでどれが嘘なのか・・・
ダー子たちの過去も語られ、これも本当に聞こえるけど油断なりません!
ギリギリのギリまで見ている人を騙してからの~ネタばらし!!
スカっと爽快!!
そしてなんと、このエピソードはエピソードゼロだった!!
第1話の前の話だったんですね~
もう満足度100%ですよ。ありがとう、ほんとうにありがとう。
毎週楽しかったです。間違いなく名作ですね。
今回の話で1つだけ惜しいところがあるとすれば、佐藤隆太さんの演技がもうちょっと狂ってればな、と思いました。
愛するパパの仇討ちに燃えて狂気の復讐劇を演じる男にしてはちょっと狂い方が半端だったかなと。
狂った中にもそこはかとないユーモアと甘ちゃんなところが出せる俳優だったらあと30%はおもしろ度が上がっていてのは間違いないと思います。
そこだけ!あとは全部満足です。
五十嵐(小手伸也)の副音声も聞きたかったけど最終回は普通にみて物語を満喫しました。
天才脚本家・古沢良太が映画でどんな物語を描くか楽しみです。
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「崖っぷちホテル」 第9話 日テレ 6月10日(日)22時30分~23時30分
先週の女王さま滞在の成功でマスコミの注目を浴びるホテルインヴルザ。
取材も来てインタビューされたり。
色々上手くいきそうなのですが・・・好事魔多し。
宇海副支配人(岩田剛典)がバリストンホテルを追い出されたことに関して色々聞き出そうとします。
宇海さんの過去、初めて自分の口から説明してくれました。
いつもの笑顔いっぱいの宇海さんとは違いましたがこの顔の方が本当の彼の顔なんじゃないかな、と思いました。...
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先週の女王さま滞在の成功でマスコミの注目を浴びるホテルインヴルザ。
取材も来てインタビューされたり。
色々上手くいきそうなのですが・・・好事魔多し。
宇海副支配人(岩田剛典)がバリストンホテルを追い出されたことに関して色々聞き出そうとします。
宇海さんの過去、初めて自分の口から説明してくれました。
いつもの笑顔いっぱいの宇海さんとは違いましたがこの顔の方が本当の彼の顔なんじゃないかな、と思いました。
宇海さんはいつも笑顔ですが今まで本当に心からの笑顔には見えませんでした。
自分とインヴルザのみんなを奮い立たせるような笑顔。
インブルザスタッフは今まで宇海さんに元気をもらってきましたが今では逆に宇海さんを支える存在になってきた、そのことが宇海さんの表情から見て取れました。
全ての伏線が絡み合い、物語は完結へと向かう。そこにあるのは、このドラマ史上最大の感動のクライマックスであった。
突出した主人公を作らず登場人物全員が平等に出番とセリフをもらって物語を紡いでゆく群像劇の手法を取っているドラマはハマると素晴らしく面白くなります。
このドラマに関しては大成功とは言い難い面もありますが回を重ねるうちにドラマが育っていく様子が見られてそこも楽しみでした。
今回のラストシーン、傘の花火のシーンは本当に美しく、ドラマを象徴するような素敵なシーンになりました。
あとラスト1回、宇海さんは何を語るのでしょうか。
来週のあらすじを読んだら「全ての伏線が絡み合い、物語は完結へと向かう。そこにあるのは、このドラマ史上最大の感動のクライマックスであった。」(公式HP)とありました。
この言葉、信じて来週を待ちますよ~。
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