幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「ブラックペアン」第9話 TBS 6月17日(日)21時~22時
佐伯教授が倒れ、手術が行われることになった。
渡海(二宮和也)にしか不可能な難手術だが佐伯(内野聖陽)は渡海の執刀を拒否。
カエサルでのロボット手術を提案した。
しかしカエサルの手術実績はすべて西崎教授(市川猿之助)の帝華大に持ち去られており一から術式を構築しなくてはならず、東城大のスタッフは手探りで手術プランを立てる。
原作との違いがずっと気になっていましたがやっと「これはドラマ」と割り切ってみることができるようになりました。...
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佐伯教授が倒れ、手術が行われることになった。
渡海(二宮和也)にしか不可能な難手術だが佐伯(内野聖陽)は渡海の執刀を拒否。
カエサルでのロボット手術を提案した。
しかしカエサルの手術実績はすべて西崎教授(市川猿之助)の帝華大に持ち去られており一から術式を構築しなくてはならず、東城大のスタッフは手探りで手術プランを立てる。
原作との違いがずっと気になっていましたがやっと「これはドラマ」と割り切ってみることができるようになりました。
すなわち、真面目に見るよりエンタメものとして娯楽作と割り切って見る。
それはそれで面白くドラマを楽しめる見方だと思います。
でも登場人物の設定や物語の展開をドラマオリジナルに変えてエンタテインメイントに徹し、登場人物どうしの対立軸をハッキリさせるのもいいと思うけれど原作の持つ根っこのメッセージはもう少し生かして欲しかったと思います。
すなわち外科医という職業に就いたものの業とか生き方、人の命を神ではない人間が預かるという命題を背負った外科医という仕事についてそこをもう少しでいいからしっかり出してもらいたかった。
今のままだと表面上の面白さはあるけれど深みがない。
言葉でだけ説明している感じ。
やっぱりドラマは脚本と演出が命ですよね。
俳優は与えられた役割をそれぞれ一生懸命に果たしていると思います。
ただ、力差はある。
それは演出でなんとかするところだとは思いますが・・・
あとはキャスティグですかね~
まぁミスキャストがあってもそれはそれで面白いですが。
とにかく船出してしまったらその座組で行くしかないのだから無事港に付けるよう関わるもの全員で頑張るしかないのです。
上杉祥三さんや山本亨さんが登場するあたり、プロデューサーさんは昔の小劇場ファンでしょうか。
なかなか渋いとこついてて嬉しいです。
来週最終回、ブラックペアンの謎がどう描かれるか楽しみにしたいと思います。
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「崖っぷちホテル!」第10話最終回 日テレ 6月17日(日)22時30分~23時30分
ホテルインヴルサの大逆転劇も最終回。
先週は副支配人の宇海さん(岩田剛典)の夢がかなった瞬間、のお話でした。
でも・・・
その夢が叶ったことで宇海さんがインブルザを去ることになるなんて。
皮肉だけれどインヴルザのスタッフが成長しホテルが危機を脱したということでもあるのでしょう。
宇海さんはホテルを救う座敷わらし的な存在?妖精さん?だったのかもしれませんね。
ホテルのメンバーが一人一人心情を吐露するシーンがかなり長く撮られておりちょっと昔の舞台でよくある最後近くに急に一人語りするシーンを彷彿とさせました。...
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ホテルインヴルサの大逆転劇も最終回。
先週は副支配人の宇海さん(岩田剛典)の夢がかなった瞬間、のお話でした。
でも・・・
その夢が叶ったことで宇海さんがインブルザを去ることになるなんて。
皮肉だけれどインヴルザのスタッフが成長しホテルが危機を脱したということでもあるのでしょう。
宇海さんはホテルを救う座敷わらし的な存在?妖精さん?だったのかもしれませんね。
ホテルのメンバーが一人一人心情を吐露するシーンがかなり長く撮られておりちょっと昔の舞台でよくある最後近くに急に一人語りするシーンを彷彿とさせました。
まぁいいんですが、ちょっとクサイかな。
おしゃれな雰囲気のシュチュエーションドラマなのだかたもうちょっと表現方法も洗練されて欲しかった。
脚本に関しては全体的に浅く、説明が多い印象。
劇作家・土田英生氏の作品ですが正直期待はずれの印象が拭えません。
部分部分は面白いし俳優もベテラン揃いで見ごたえアリなのですが・・・もったいない。
やっぱりホテル再建の太い幹みたいなお話があったほうが個人的には夢中で見れたかなぁという感想でした。
岩田さんに関してはこれからもぜひドラマで見たい俳優さんだと思いました。
可愛い笑顔の奥の冷めた目がいい感じでした。本心がない感じで。
ドラマ全体の感想としてはあっさりした印象で終わりました。
次は加藤シゲアキさん主演のドラマ。時間は22時開始になるみたいですね。
22時半開始、良かったんだけれどなぁ。
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「あなたには帰る家がある」第10話 TBS 6月15日(金)22時~23時
綾子(木村多江)の母親が亡くなり、綾子と秀明(玉木宏)は栃木の葬儀に行くことに。茄子田の息子・慎吾(萩原利久)と秀明の娘・麗奈(桜田ひより)も勝手に栃木へ行ってしまう。麗奈と慎吾を追って真弓(中谷美紀)と茄子田太郎(ユースケサンタマリア)も駆けつけるがそこで衝撃の事実か発覚!!
綾子には何か秘密があると思ってましたが昨日は衝撃の告白がありましたね。茄子田家、闇が深いです。そして真弓と秀明の所は離婚したとはいえ、ごく普通の家庭。...
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綾子(木村多江)の母親が亡くなり、綾子と秀明(玉木宏)は栃木の葬儀に行くことに。茄子田の息子・慎吾(萩原利久)と秀明の娘・麗奈(桜田ひより)も勝手に栃木へ行ってしまう。麗奈と慎吾を追って真弓(中谷美紀)と茄子田太郎(ユースケサンタマリア)も駆けつけるがそこで衝撃の事実か発覚!!
綾子には何か秘密があると思ってましたが昨日は衝撃の告白がありましたね。茄子田家、闇が深いです。そして真弓と秀明の所は離婚したとはいえ、ごく普通の家庭。自分の家が「ごく普通の家庭」と思っている人が大半だと思いますがひょんなことから知り合った家庭がこんなワケあり家庭でそのドロドロにこっちも巻き込まれていったらどう思いますか?!いやー怖い。やっぱり綾子は「手を出しちゃいけないタイプの女」by桃(高橋メアリージュン)だったんですねぇ。
茄子田太郎の母親、綾子の姑役の梅沢昌代さん、本当にお上手で惚れ惚れ。出番はとても少ないですが存在感抜群。
1話から台詞なしで居間に座っておられた時から気になりましたが綾子や慎吾にキツくあたる姿がイヤな姑そのものという感じで憎たらしい。
しかし今になると姑さんが綾子や慎吾に冷たくする理由がわかり、納得。
嫌われ役ですがキッチリ決めていて流石です。出番が少ない役は難しいものですが裏の人物造形がきちんとあるのでたまに出てきても筋が通っており姑さんにも感情移入できます。
脇役かもしれませんが大事な役に上手い役者を配するのは大事だなぁと感じました。
さて、茄子田先生の別の一面を見て情にほだされてしまった真弓。茄子田先生と付き合うの?!カレー屋さんの圭介(駿河太郎)の立場は?!来週最終回ですがもう一悶着ありそうな予感…
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「警視庁捜査一課長」最終回 テレビ朝日 6月14日(木)20時~22時
捜査一課長も最終回・・・淋しい。
ずーっと見ていても飽きないドラマは珍しいです。
登場人物全てに愛着がありどの場面も見逃せないドラマでした。
今回は萌奈佳(安達祐実)の父、谷中(中村梅雀)との父娘の絆の物語。
萌奈佳と捜査一課の仲間の絆も描かれていました。
中村梅雀さん、父親の設定なのにあんまり出てこない~と思っていましたが最終話で大活躍でした。
しかし素晴らしい名優ですね。
伸びやかで自由奔放ながら決めるところは決める演技は往年の故・中村勘三郎さんと同じものを感じます。...
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捜査一課長も最終回・・・淋しい。
ずーっと見ていても飽きないドラマは珍しいです。
登場人物全てに愛着がありどの場面も見逃せないドラマでした。
今回は萌奈佳(安達祐実)の父、谷中(中村梅雀)との父娘の絆の物語。
萌奈佳と捜査一課の仲間の絆も描かれていました。
中村梅雀さん、父親の設定なのにあんまり出てこない~と思っていましたが最終話で大活躍でした。
しかし素晴らしい名優ですね。
伸びやかで自由奔放ながら決めるところは決める演技は往年の故・中村勘三郎さんと同じものを感じます。
梅雀さんのお父さん、いいお父さんでした。
そしてこのドラマが締まるのは探しのヤマさん、小山田役の金田明夫さんがいるからですよ!!
これは確実です。
金田さんが画面に映っているときはたとえ端っこでもよく見ることをオススメします。
登場シーンへの貢献度がずば抜けてすごいですから。
たとえセリフがなくても顔や佇まいの説得力が半端ない。さすがです。
ナイツ・塙さんは今シーズンが最後なんでしょうかね?
もういなくなるフラグがけっこうありましたが??
いわゆる棒演技なんですが良い棒演技だったので(かわいかった)このシリーズだけでも出て欲しいです。
2時間たっぷり捜査一課長で食傷気味といえばそうなんですがやっぱり長時間見られるのは楽しかったです。
しかしいつものパターンが何度か繰り返されただけで黄金パターンはきちんと守られているのが心憎かったです。
BGMが過剰なのもいつものパターンでした。
安達祐実さんの「家なき子」ネタがチョイチョイ出ていたのも笑いのツボでした。
終わってしまって淋しい・・と余韻に浸っていたら
なんと7月15日にSPが放送されるようですよ!
嬉しいですね~。ファンとしては見逃せないですね。ありがとうテレ朝!!
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「モンテクリスト伯」最終回第9話 フジテレビ 6月14日(木)21時~23時 2時間SP
大充実の2時間スペシャル。
内容が濃すぎて映画1本見たくらいの満足感でした。
最終回として物語を終結させるにはこのくらいの時間が必要だったのでしょうね。
全9話ですが実質10話。
しかし2週に分けて放送するより一気に2時間見せたことは良かったと思います。
柴門暖・モンテクリスト真海の復讐は華麗というには痛ましく残酷なもので復讐が進むにつれ真海本人も傷つけていきました。
最後にすみれにプロポーズを受け入れさせることで彼の復讐は完結したのでしょう。...
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大充実の2時間スペシャル。
内容が濃すぎて映画1本見たくらいの満足感でした。
最終回として物語を終結させるにはこのくらいの時間が必要だったのでしょうね。
全9話ですが実質10話。
しかし2週に分けて放送するより一気に2時間見せたことは良かったと思います。
柴門暖・モンテクリスト真海の復讐は華麗というには痛ましく残酷なもので復讐が進むにつれ真海本人も傷つけていきました。
最後にすみれにプロポーズを受け入れさせることで彼の復讐は完結したのでしょう。
すみれは「真海さんと結婚します」と答えていました。暖ではなく。
この時の真海の表情、素晴らしい演技でした。
真海は本当は柴門暖としてすみれと結ばれたかった。しかし柴門暖はもう「死んだ」。
すみれをいくら取り戻したとしても柴門暖としてではなく真海としての自分しかもういない。
嬉しさと、もう昔には戻れないという悲しみ・・・そんなものが全てあの表情に入っていました。
真海の最後のセリフ「やっぱり最後に愛は勝つんだ」も深いですね。
復讐心から逃れられない自分に「なぜ」と自問し愛の強さが復讐心の強さに勝ってほしいと真海は望んでいたのだと思いました。
主題歌の「Echo」はそのことを歌った曲でした。
ドラマと主題歌がマッチしてさらに感動を盛り立てる。曲もとってもいいです。
このドラマはまさにディーンフジオカさんの真骨頂、こんなにもこの役にピッタリな人は日本中探してもいないでしょうね。
爵位を持っている人物の立ち居振る舞い、品の良さなどはなかなか出そうったって出ません。今後はこういった品格ある人物の役をもっと見たいですね。
また悪役も最高でした。入間役の高橋克典さん、歌舞伎役者ばりの大げさ演技なのに
違和感なし。山口紗弥加さん、狂った演技が最高。ここまでやっていいんかい!?と何度も叫びそうになりました。
稲森いずみさん、瑠美という汚れた女が聖母になる様は圧巻でした。美しかったです。
役者はみんな良かった。土屋(三浦誠己)も良かった。
最後真海を救ったのは土屋と愛梨(桜井ユキ)じゃないかなと私は思いましたがどうでしょう?
そして神楽(新井浩文)みたいに根がクズな奴は結局全然変わらないっていう描写も面白かったです。
いやー満足満足大満足でした!毎週楽しみにしていたので終わって淋しいです。
作品に関わったみなさまに敬意を表します。おつかれさまでした。
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