幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「砂の器」3月28日 7時57分-10時54分
かの名作映画のリメイクドラマですが時代は完全に現代にシフト。
原作と映画はらい病という宿命を背負っているという設定だったところを
殺人犯の系譜から逃れられない男という設定にしていました。
現代に置き換えてリメイクする際に説得力のある設定に苦慮したと思われますが
原作や映画の持つ独特の重みはあの時代があってこそだと。
そこを変えてまでなぜリメイクするのか?時代設定をそのままではだめだったのか?
少々疑問が残ります。...
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かの名作映画のリメイクドラマですが時代は完全に現代にシフト。
原作と映画はらい病という宿命を背負っているという設定だったところを
殺人犯の系譜から逃れられない男という設定にしていました。
現代に置き換えてリメイクする際に説得力のある設定に苦慮したと思われますが
原作や映画の持つ独特の重みはあの時代があってこそだと。
そこを変えてまでなぜリメイクするのか?時代設定をそのままではだめだったのか?
少々疑問が残ります。
主演の東山紀之さんは淡泊な芝居ですが周りのベテラン俳優は力を見せつけました。
スポット出演の方も豪華で、特に松金よね子さんの芝居は圧巻でした。
ほんの1シーンの名もない役なんですが説得力といいリアルさといい「ちょい役」のお手本みたいな演技でした。
ああいうのを芝居が上手いって言うんですね。
こういった役を上手い人がやるとドラマ全体の格が上がります。
また、室井滋さんワンシーンですが存在感半端なかったです。
他にも本当に豪華脇役キャスト満載で脇役俳優マニアの方はいろいろ楽しめたと思います。
ラストシーン、ピアノコンサートの場面の中島健人さんはさすが。あの長さのシーンをセリフもなく
ピアノ演奏をしているだけで画面を持たせるポテンシャルの高さは素晴らしいと思いました。
でも和賀英良のソロコンサート、もっと大規模なホールでやって欲しかったな。
なんかホールが小さくてスケール感がなかったように感じました。
ラストの31分何秒が圧巻、と番組中からあおってましたが、まぁ確かに良かったけどあまり
あおられても逆に期待しすぎてどうかな、と思いました。
全体的には楽しめましたが3時間はいらないかな。2時間でどうでしょう。
でも現代の設定で親子のお遍路が各地を逃避行は・・・どう考えても難しいんじゃないかな
とも思いますが、「砂の器」でお遍路さんのシーンがないのもナシだと思うし
無理やりだけどこじつけたという感じでしょうか。
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「日本ボロ宿紀行」第9話 3月22日(金)深夜 0時52分-
売れない演歌歌手と新人マネージャーが日本全国のボロ宿をめぐりながら営業の旅をする。一発屋で終わった演歌歌手はもう一花咲かせることができるのか…
今回はボロ宿というか、ゲストハウスで古民家を改装して営業しているスタイルでした。
宿主のキャラクターは、たぶん本物に寄せていると思われますがとっても良い方みたいでした。
部屋がかなりオープンで、蚊帳が吊ってある様子とか、アウトドア味もあるかと。
風呂も壊れてる?のか近くの温泉へ徒歩で。...
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売れない演歌歌手と新人マネージャーが日本全国のボロ宿をめぐりながら営業の旅をする。一発屋で終わった演歌歌手はもう一花咲かせることができるのか…
今回はボロ宿というか、ゲストハウスで古民家を改装して営業しているスタイルでした。
宿主のキャラクターは、たぶん本物に寄せていると思われますがとっても良い方みたいでした。
部屋がかなりオープンで、蚊帳が吊ってある様子とか、アウトドア味もあるかと。
風呂も壊れてる?のか近くの温泉へ徒歩で。夕飯は宿主手作りのカレーをみんなで食べる、とかなかなかの個性派でした。
昔、ユースホステルという形態の宿がありました。(今もあるか。)
自炊したり雑魚寝したりしていた、あんな感じを思い出しました。
ドラマを見てこちらの宿に興味を持つ人もきっといると思うので宣伝効果はありそう。
お話の方は道の駅での営業中、至近距離で大道芸人がパフォーマンス。
龍二さんの歌は全然聞こえず散々な結果に。
「明日は歌わない!」とゴネる龍二さん。
同じ宿に若夫婦がやって来て仲良くなるが、実はその夫婦は昼間の大道芸人!!
春子は一計を案じて夫婦に協力してもらい龍二さんに歌ってもらうことに成功します。
道の駅の職員がいい加減で 笑。
いくらなんでも近すぎ。龍二さんお気の毒です。
今回はホノボノしたお話でした。
1話ずつ監督脚本が違うとのことで着地点はいったいどこなんだろう?
1回ずつテイストが違うので面白いと思って次回見ても思惑が外れたりもありそうです。
まぁ、何らかの結論は出ないタイプのドラマだと思いますが
あと数回の間に進展はあるのか?気になります。
2人の未来に希望が持てるような展開になればいいなぁと素直に思います。
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「カンテレ開局60周年ドラマ・僕が笑うと」フジテレビ 3月26日 21:30-23:18
しばらくレビューを書かずにすみませんでした!
連ドラが終わってしまい、書けそうなドラマが少なくて・・・
でもこの時期スペシャルドラマが多いので極力書いていきますね。
そうこうしているうちに4月期の連ドラも始まるでしょう。
さて、昨日はサッカー・日本代表の試合の後こちらのドラマが放映されました。
サッカー日本代表の試合後にこの地味なドラマはどうだろう・・サッカーを見ていた人と
客層が違うからチャンネルを変えられてしまうかも、と勝手に心配に。...
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しばらくレビューを書かずにすみませんでした!
連ドラが終わってしまい、書けそうなドラマが少なくて・・・
でもこの時期スペシャルドラマが多いので極力書いていきますね。
そうこうしているうちに4月期の連ドラも始まるでしょう。
さて、昨日はサッカー・日本代表の試合の後こちらのドラマが放映されました。
サッカー日本代表の試合後にこの地味なドラマはどうだろう・・サッカーを見ていた人と
客層が違うからチャンネルを変えられてしまうかも、と勝手に心配に。
それにしてもOAのタイミングを抜きにしても地味なドラマです。
主演・井ノ原快彦、上戸彩も2人とも俳優って感じでもないしイマイチ引きがない。
話しも戦時中に苦労しながら里子を育てた夫婦の話とこれまた地味やぁー!!
戦時中のドラマといっても「この世界の片隅に」は派出な印象でした。
やっぱりキャストですよね。でもしかし、この時期貴重なドラマなので慎んで視聴いたしました。
お話は戦争が始まるちょっと前から戦争が終わるまで。子どものいない夫婦(井ノ原、上戸)が
ふとしたきっかけで里子をもらうことになり、その後1人、また1人と5人もの里子を引き取って育てます。
戦争が影を落とす時代ですが父親の知性とユーモア、母親の優しさや強さに守られ
血のつながらない家族は絆を深めていきます。しかし戦争が激しくなり家族もバラバラになる危機に・・・
当時の里子だった女性が孫たちに語る形で物語は進んでいきます。
始終ノンビリ、ノホホンとした感じで進むドラマ。
戦争の描写もあるのですが、予算もあまりないのか??戦争シーンはショボかった。
しかし時代、風俗の描写はけっこうしっかりしていてセットやオープンセットは案外楽しめました。
話しの骨格はシンプルで血のつながらない家族の絆、でいいんですが
ちょっと話が淡泊すぎた。問題が起こってもある程度までは描かれるのですが踏み込みが浅い。
なので中途半端な印象が残ってしまいました。
子役は全員素晴らしい。地味子役ばかりでしたが皆しっかり演技して好感が持てました。
長男役を演じていたのは「西郷どん」の幼少期を演じていた渡辺蒼くんという子役さんでした。
どこかで見た覚えが・・と思って調べたら、そうだったのか。
子役さんはすぐ大きくなるからわからなくなってしまいますね。
正直この内容で1時間40分持つかなぁ・・・と心配でしたが
案外大丈夫でした。
しかし話のオチはずいぶん早い段階で立てた私の予想がドンピシャで
「もうちょっとひねってよ」と思いました。
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「いだてん」第12回 NHK 3月24日 (日)
なんとか継続視聴している「いだてん」。
いつになったら面白さがブレイクするのか・・と思っていましたがしないでこのまま続くのかな。
今回はいよいよ四三さんがマラソン競技に出場!!
前半の見せ場に違いありません。
灼熱のストックホルムで行われたマラソン競技。
それだけでも大変そうなのに四三さんは競技場にたどり着くだけでも大変な苦労を。
監督の竹野内豊さんが病をおして付き添いにきたが逆に足を引っ張ることに。...
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なんとか継続視聴している「いだてん」。
いつになったら面白さがブレイクするのか・・と思っていましたがしないでこのまま続くのかな。
今回はいよいよ四三さんがマラソン競技に出場!!
前半の見せ場に違いありません。
灼熱のストックホルムで行われたマラソン競技。
それだけでも大変そうなのに四三さんは競技場にたどり着くだけでも大変な苦労を。
監督の竹野内豊さんが病をおして付き添いにきたが逆に足を引っ張ることに。
しかし監督なのに、そして自分のわがままでついてきた上に歩けなくなって選手である
四三さんにおんぶしてもらうなんて・・・・
このことが絶対結果に影響してますよね???
それなのに大森兵蔵(竹野内)は全然悪びれもしてないし、四三さんが日射病で棄権したあと
責められていてもちょっとも助け船を出さないなんてー!!
なんか言ってよ、とモヤモヤしました。
しかし昔の競技運営はワイルドですね。
テレビもラジオもないから現在の順位を旗で示すのは「なるほど」と思いました。
それに故郷、熊本の家族は実況もないから、ただみんなで集まって応援を飛ばすだけで
結果は三日後まで待つとか、なんか素朴でいいなぁと思いました。
テレビやネットでスポーツの結果をリアルタイムで知れる現代はありがたい時代です。
結果は棄権というつらいものになってしまいました。
悲壮な覚悟で日本を出てきた一行ですが結果は全く出せず。
欧米との格差を思い知らされることになりました。
でも先人の苦労があったからこその今があるのですから、そこんとこを
クドカンさんには感動的に描いて欲しいです。
いろいろとっちらかっている内容ですがだんだんまとまってきた感じなのでがんばって欲しいです。
ちなみに今週も足袋屋は出ませんでした!
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「遥かなる山の呼び声」NHK 3月21日 19時30分-
NHKBSプレミアム、BS4Kで放送されたスペシャルドラマを地上波で放送。
もともとは1980年に高倉健、倍賞千恵子主演で制作された映画のリメイクドラマ化。
ヒロイン「民子」が登場する一連のシリーズで、「幸せの黄色いハンカチ」もその一つ。
今回のドラマは舞台を現代に変え、映画には出てこない義理の父(中原丈雄)などを追加。でも逆に映画にはいてドラマには出てこない役もあるみたい。
1時間半の短いドラマですが内容が詰まっており過不足がないのでスッとドラマ世界に入れました。...
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NHKBSプレミアム、BS4Kで放送されたスペシャルドラマを地上波で放送。
もともとは1980年に高倉健、倍賞千恵子主演で制作された映画のリメイクドラマ化。
ヒロイン「民子」が登場する一連のシリーズで、「幸せの黄色いハンカチ」もその一つ。
今回のドラマは舞台を現代に変え、映画には出てこない義理の父(中原丈雄)などを追加。でも逆に映画にはいてドラマには出てこない役もあるみたい。
1時間半の短いドラマですが内容が詰まっており過不足がないのでスッとドラマ世界に入れました。昔の映画版を見ていた人は不満もあるみたいだけど私は大満足。現代らしさも不自然でなくリアリティがあって良かったと思います。
映画では健さんが演じた主人公を阿部寛が好演。あの朴訥な雰囲気をだせるの役者は他に思いつかない。相変わらず滑舌は悪いけど説得力は満点。民子(常盤貴子)も美人だけど田舎にいそうな美人で絶妙。落ち着いた演技で民子の複雑な心境を丁寧に表現していました。
映画にはない新キャラ、民子の義父、中原丈雄も良かった。新キャラはなくていいという感想を持った方もいたみたいだけど、あの酪農農家を民子1人で切り盛りって今の時代的にあり得ない感じ。2人ならあるかな、という感じ。
私はリアリティを感じました。
重要な脇キャラの筧利夫もウザい演技が逆に良かった。うるさいけど人情家な男にピッタリ。
とにかくエピソードにムダがなくピタリとはまっていて良いドラマでした。地上波で見られて良かった!!
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