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米ロ国防トップ・侵攻以降初・電話会談(5月14日)
米国・オースティン国防長官とロシア・ショイグ国防相が軍事侵攻が始まって以降、初めて電話で会談し、オースティン長官は即時停戦を求め、対話維持の重要性を強調した。
ロシア国防省は国際的安全保障分野の喫緊の課題について議論したとしている。
フィンランド・スウェーデン・NATO加盟申請・ロシアは強く反発(5月13日)
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアと国境を接している北欧フィンランド・ニーニスト大統領とマリン首相はNATOへの加盟を速やかに求めるべきだとの立場を表明した。ロシア側は軍事面も含めて対抗措置を取る構えを示し強くけん制している。
スウェーデンも加盟を希望している。スウェーデンはロシアと1300キロにわたり国境を接する戦略的場所に位置する国。NATOに加盟すれば攻撃を受けた場合、米国と全加盟国の支援を受けることが出来る。...
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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアと国境を接している北欧フィンランド・ニーニスト大統領とマリン首相はNATOへの加盟を速やかに求めるべきだとの立場を表明した。ロシア側は軍事面も含めて対抗措置を取る構えを示し強くけん制している。
スウェーデンも加盟を希望している。スウェーデンはロシアと1300キロにわたり国境を接する戦略的場所に位置する国。NATOに加盟すれば攻撃を受けた場合、米国と全加盟国の支援を受けることが出来る。NATOにはヨーロッパの28か国が加盟している。
スウェーデンとフィンランドが加わればバルト海での立場が強化される。ジョージアやボスニアヘルツェゴビナも加盟を望んでいる。
NATO拡大を阻止するためウクライナに侵攻したプーチン大統領にとっては裏目に出た形でロシア側はNATO加盟をけん制している。
フィンランドの国境への攻撃は問題外とみられているが、ロシア機はスウェーデンの上空で領空侵犯を繰り返している。NATOの事務総長は既に加盟手続きは迅速に行われると表明している。
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ロシア戦勝記念日の式典・プーチン大統領「戦争状態」の宣言せず(5月10日)
ロシアでは9日、第2次世界大戦で旧ソビエトがナチスドイツに勝利して77年の記念日を迎え、モスクワ・赤の広場で式典が開かれた。プーチン大統領は演説でウクライナへの軍事侵攻を正当化する一方、戦争状態の宣言については言及しなかった。
ロシアが掌握を主張するマリウポリで戦勝記念日の催しが行われるなど、ロシアが支配下に置いたことを既成事実化する狙いがあるもとのみられる。
ロシア国防省は、空軍がドネツク州やルハンシク州などで軍施設などをミサイルで攻撃したと発表。...
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ロシアでは9日、第2次世界大戦で旧ソビエトがナチスドイツに勝利して77年の記念日を迎え、モスクワ・赤の広場で式典が開かれた。プーチン大統領は演説でウクライナへの軍事侵攻を正当化する一方、戦争状態の宣言については言及しなかった。
ロシアが掌握を主張するマリウポリで戦勝記念日の催しが行われるなど、ロシアが支配下に置いたことを既成事実化する狙いがあるもとのみられる。
ロシア国防省は、空軍がドネツク州やルハンシク州などで軍施設などをミサイルで攻撃したと発表。マリウポリ・アゾフスターリ製鉄所についてウクライナ国防省の報道官は「複数の戦車と迫撃砲の支援を受けたロシア軍部隊が襲撃を試みている」と発表。
マリウポリ議会の副議長も「化学兵器による攻撃を計画しているようだ」と述べた。ロシア側東部2州の完全掌握を目指すとみられ、膠着する戦局を打開するため化学兵器の使用など市民を巻き込む無差別な攻撃を強化することも懸念される。
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G7・ロシアからの石油輸入・段階的か即時禁止で一致(5月9日)
G7はオンラインで首脳会合を開き、会合後発表された首脳声明によると、ロシアへの圧力をさらに強めるため、ロシアからの石油輸入を段階的もしくは即時禁止し、ロシアへのエネルギー依存から脱却していくことで一致したという。
このほかロシアの経済を孤立するためロシアが依存する主要サービスの提供を禁止または中止するほか、ロシアの金融システムで重要な銀行などへの措置をとることでG7が一致して取り組むとしている。...
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G7はオンラインで首脳会合を開き、会合後発表された首脳声明によると、ロシアへの圧力をさらに強めるため、ロシアからの石油輸入を段階的もしくは即時禁止し、ロシアへのエネルギー依存から脱却していくことで一致したという。
このほかロシアの経済を孤立するためロシアが依存する主要サービスの提供を禁止または中止するほか、ロシアの金融システムで重要な銀行などへの措置をとることでG7が一致して取り組むとしている。
岸田首相はエネルギー資源の大半を輸入に頼っている日本としては厳しい決断だが、G7の結束が何よりも重要な時だと述べ、今回の首脳声明を踏まえロシア産の石油を原則禁輸する方針を表明した。
また会合にはウクライナ・ゼレンスキー大統領も出席し、G7からの支援の重要性を訴えたという。
今回の首脳会合はロシアが9日第二次世界大戦で旧ソビエトがナチスドイツから勝利したとされる戦勝記念日を前に行われ、西側諸国の結束や圧力を強化する姿勢を改めて強く打ち出した形。
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「戦勝記念日」を前に…ロシア軍・学校を空爆か(5月8日)
ウクライナ・ルハンシク州の知事によると、8日、ロシア軍が学校を空爆し、2人が死亡、およそ60人ががれきの下に取り残されている可能性があるという。攻撃を受けた当時、学校にはおよそ90人が避難していたとしている。
ロシア国防省は8日、東部ハルキウ州に空爆やミサイル攻撃を行い、ウクライナ軍の施設や地対空ミサイルシステムなどを破壊したほか、南部オデーサの郊外でも、ウクライナ海軍の艦船を破壊したと発表した。...
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ウクライナ・ルハンシク州の知事によると、8日、ロシア軍が学校を空爆し、2人が死亡、およそ60人ががれきの下に取り残されている可能性があるという。攻撃を受けた当時、学校にはおよそ90人が避難していたとしている。
ロシア国防省は8日、東部ハルキウ州に空爆やミサイル攻撃を行い、ウクライナ軍の施設や地対空ミサイルシステムなどを破壊したほか、南部オデーサの郊外でも、ウクライナ海軍の艦船を破壊したと発表した。
船が攻撃を受けて爆発し、煙が上がる様子などが確認できる。オデーサ沖の黒海にある島で、無人攻撃機を使用してロシア軍の揚陸艇を破壊したという。
米国のシンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ軍が一部でロシア軍を押し返していると分析している。各地で激しい攻防が続く中、東部の要衝マリウポリでは7日、製鉄所に取り残されていた市民の避難が完了したと、ロシアとウクライナの双方が明らかにした。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、マリウポリとその周辺のより広い範囲で、市民の避難を進めたい考えを示した。
ただロシアは、第2次世界大戦で旧ソビエトがナチスドイツに勝利した9日の戦勝記念日を前に、マリウポリの完全掌握に向け攻勢を強めているものと見られ、市民の避難がさらに進むかは不透明な情勢。
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