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習主席とロシア首相・会談で連携強化アピール(5月25日)
中国の習近平国家主席は北京を訪れているロシアのミシュスチン首相と会談し、両国は高いレベルで発展していると強調した。両国としては連携のさらなる強化をアピールすることで欧米側をけん制するねらいもあると見られる。
習近平国家主席はきのう就任後初めて中国を公式訪問しているロシアのミシュスチン首相と会談した。ロシアの国営通信社によると、習主席は両国の関係について「現在、高いレベルで発展していて、多角的な協力が確実に実施されていると評価した」ということだ。...
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中国の習近平国家主席は北京を訪れているロシアのミシュスチン首相と会談し、両国は高いレベルで発展していると強調した。両国としては連携のさらなる強化をアピールすることで欧米側をけん制するねらいもあると見られる。
習近平国家主席はきのう就任後初めて中国を公式訪問しているロシアのミシュスチン首相と会談した。ロシアの国営通信社によると、習主席は両国の関係について「現在、高いレベルで発展していて、多角的な協力が確実に実施されていると評価した」ということだ。
また、中国の国営メディアによると、習主席は「中国はロシアと互いの核心的利益に関わる問題で引き続きしっかりと支持し合いたい」と述べ、両国がメンバーとなっている上海協力機構やG20主要20か国などの多国間の場で結束して対応する考えを強調した。
これに対してミシュスチン首相は「私たちは世界的な支配を維持し、その考えを各国に押しつけるために違法な制裁を利用する西側諸国の企てに共に立ち向かっている」と述べ、中国とともに欧米各国に対抗していく姿勢を改めて示した。
中ロ両国としては連携のさらなる強化をアピールすることでG7広島サミットで結束を示したG7各国をはじめ欧米側をけん制するねらいもあると見られる。
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ロシア西部で戦闘・ロシア人組織が関与主張(5月24日)
ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州の州知事は22日、ウクライナの工作員が州内に侵入して戦闘が起き死傷者が出ていると発表した。
ウクライナ政府は関与を否定する一方、ウクライナ側に立って戦うロシア人などの義勇兵を名乗る2つの組織がSNSでロシア領内に入って戦闘を行っていると主張している。
23日午後、ロシアは自国の部隊と戦闘機を動かし、自国の領土で戦闘を行った。ウクライナを支持しているという部隊が国境付近のベルゴルド一帯に侵入し、建物を攻撃した。...
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ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州の州知事は22日、ウクライナの工作員が州内に侵入して戦闘が起き死傷者が出ていると発表した。
ウクライナ政府は関与を否定する一方、ウクライナ側に立って戦うロシア人などの義勇兵を名乗る2つの組織がSNSでロシア領内に入って戦闘を行っていると主張している。
23日午後、ロシアは自国の部隊と戦闘機を動かし、自国の領土で戦闘を行った。ウクライナを支持しているという部隊が国境付近のベルゴルド一帯に侵入し、建物を攻撃した。ロシアは部隊を壊滅させたと主張している。ウクライナ軍は自らがこの作戦を行ったことを否定している。
この作戦を行ったとして2つの組織が名乗りを上げている。ロシア人で構成されウクライナ側について戦うという選択をした人たち。一方はリベラルで民主的なイデオロギーを掲げ、もう一方は超国家主義勢力にその起源を置いている。
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ロシア首相・中国・習主席と会談へ(5月23日)
中国・上海で出迎えられたのはロシア・ミシュスチン首相。ロシア政府は23日午前、動画を公開した。
国営通信社によると、ミシュスチン首相が中国を公式訪問するのは今回が初めてで、中国・習近平国家主席や李強首相と会談する予定。
G7各国が広島サミットでウクライナ支援継続で結束を示したが、ロシアは中国と連携を強化し、対抗する姿勢を強めている。
ロシアの石油収入・大幅減(5月19日)
米国の財務省は「ロシア政府の石油による収入が欧米など各国による制裁措置で前の年の同じ時期と比べて40%以上減少している」という報告書を発表した。
石油による収入はウクライナへの軍事侵攻前はロシアの予算の30%~35%を占めていたのに対して、2023年は23%も落ち込んでいるとのこと。
“外国に秘密裏に協力”・ロシア当局・米国総領事館元職員を拘束(5月17日)
ロシアの国営通信社は極東ウラジオストクの米国総領事館の元職員の男性が治安機関に拘束され、外国に秘密裏に協力した罪で起訴されたと伝えた。米国国務省は男性はロシア国籍だとしたうえで自国民に対するあからさまな抑圧だと非難している。
ロシアの国営通信社は15日、ロシアの治安機関・FSB(連邦保安庁)がウラジオストクの米国総領事館の元職員・ロベルトショノフを拘束したと伝えた。ショノフは外国に秘密裏に協力した罪で起訴され、有罪となった場合、最長で禁錮8年が科される可能性があるとしている。...
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ロシアの国営通信社は極東ウラジオストクの米国総領事館の元職員の男性が治安機関に拘束され、外国に秘密裏に協力した罪で起訴されたと伝えた。米国国務省は男性はロシア国籍だとしたうえで自国民に対するあからさまな抑圧だと非難している。
ロシアの国営通信社は15日、ロシアの治安機関・FSB(連邦保安庁)がウラジオストクの米国総領事館の元職員・ロベルトショノフを拘束したと伝えた。ショノフは外国に秘密裏に協力した罪で起訴され、有罪となった場合、最長で禁錮8年が科される可能性があるとしている。
ロシアのリャプコフ外務次官は16日、記者団に対して「敵国による容認できない活動が増していることは明らかだ。これはその証拠の一つだ」と主張している。
一方、米国国務省は16日声明を発表し、「ショノフはロシア国籍だ」としたうえで、「25年以上にわたりウラジオストクの米国総領事館に勤務したあと、おととし以降、モスクワにある米国大使館にサービスを提供する会社に勤めていた」と明らかにした。国務省はショノフの業務について「公開されたロシアメディアの報道をまとめるなど補助的な役割を果たしていただけだ」として拘束について「ロシア政府による自国民に対するあからさまな抑圧だ」と非難している。
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