江戸川シーズンズ(その19・豪雨のあと)
9月13日、今日は久しぶりに市川橋を渡り、江戸川を北上し柴又の「寅さん公園」を目指した。
起床が遅く、出発時間は9時を回っていた。空はどんよりとして予報では午後は荒れ模様になるとのことだった。
市川橋から見る江戸川の河原は、いつもであればそこかしこで、野球に興じる多くの子供たちとその歓声が聞こえてくるのだが、今日はその野球場が先日からの豪雨の為に、ところどころ大きな水溜りが広がっていた。...
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9月13日、今日は久しぶりに市川橋を渡り、江戸川を北上し柴又の「寅さん公園」を目指した。
起床が遅く、出発時間は9時を回っていた。空はどんよりとして予報では午後は荒れ模様になるとのことだった。
市川橋から見る江戸川の河原は、いつもであればそこかしこで、野球に興じる多くの子供たちとその歓声が聞こえてくるのだが、今日はその野球場が先日からの豪雨の為に、ところどころ大きな水溜りが広がっていた。
9日頃自宅から、江戸川を覗いてみたら、河原の野球場はただの一面も見ることが出来ず水没していた。
江戸川は、利根川の支流なので、あの豪雨でこのような状態になったのだと理解した。
市川橋を渡ると、いつもは河原に降りるのだが、降り口には「お知らせ・台風18号の影響により・・・」と断り札と共に、ゲートが閉まっていた。
人と自転車が通れるぐらいの隙間が空いていたので、そこから河原へと下った。
JR総武線、千葉街道、京成線の鉄橋の下を走り、小岩菖蒲園に着いた。
あの豪雨で、ここは水没していた兆候が、随所に見えた。
そこから、土手へと一気に上り、北総線の鉄橋の下をこぐると、「寅さん公園」が見えてきた。
「寅さん公園」では、フリーマーケットが開催されており、多くの人々が集まっていた。
隣接する「山本亭」の庭園は、どこか大正・昭和の匂いを感じるしっとりとした佇まいであった。
私は、この庭園に来るのは初めてであったが、「ほー、こんな庭園がここにあったのか」と感慨に嵌った。
今日は、出かけるのが遅かったので、その公園で40分ほどの時間を費やし、帰路へと着いた。
その帰路で、私は思いがけない出会いを果たした。
「水鳥の群集」である。
河原が、豪雨によって、水をかぶり、沼化して、そこに餌を求めた水鳥が群集してきたと見える。
江戸川の下流に野鳥との遭遇を求め、三番瀬や野鳥の楽園などを巡ったが、そこでは野鳥の群集を見ることが出来なかった。
いやー感動した。それが思いがけないところに群集していたのだった。
懸命にシャッターを切った。
意外性を胸に抱き、そのまま市川橋に向かった。
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江戸川シーズンズ(その18・夏から秋へ)
9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。...
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9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。
その辺りは今日もボートが沢山浮かんでいた。
今日は、加えて屋形船も数隻その中に混じっていた。
東京湾岸道路の近くまで行くと、腰の辺りまでずぶっと川に入り釣りをしている人々が10人ほど見えた。
「この気温では、腰が冷えてしまうのではないか」と気になったが、良く釣れるのか、行くたびに人の数が増えていた。
JR京葉線を潜ると、そこは江戸川と東京湾の境目辺りになった。
今日は、陸地が続く少し内側に入って、更に南下してみた。
こんもりとした人っ気のない歩道がずっと続いていた。
左右は、巨大な倉庫や工場が続いていた。
更に進むと、岸壁に到達した。
数人が岸壁に腰をかけ、釣り糸を垂らしていた。
見ると、大きな貨物船が目の前で、クレーンを使い貨物を陸揚げしていた。
確かにここは、港湾のようであった。
先日、その縁まで歩いた、三番瀬の長く海に突き出した遊歩道が左手に伸びていた。
自宅から見えるその東京湾の縁にある高く目立つ建物は、想像通り倉庫ビルだった。
こんもりと人っ気のない歩道を走って、江戸川との境目まで退き返し、そのまま帰路に着いた。
土手は、緑が薄れ秋の気配が忍び寄ってきていた。
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江戸川シーズンズ(その17・ススキが風に揺れていた)
8月30日、今日は、9時からの出発になった。
すぐにでも、雨が落ちてくる空模様であった。
市川橋を渡り、都側の土手を先週見つけた旧江戸川沿いのサイクリングロードを目指し、一目散に走った。
河原には、野球場があちらこちらにあった。...
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8月30日、今日は、9時からの出発になった。
すぐにでも、雨が落ちてくる空模様であった。
市川橋を渡り、都側の土手を先週見つけた旧江戸川沿いのサイクリングロードを目指し、一目散に走った。
河原には、野球場があちらこちらにあった。その歓声が土手まで聞こえてきた。
ポニーランドを過ぎると、旧江戸川と新江戸川に分かれる。
旧江戸側をそのまま、真っ直ぐ行くと、木々に囲まれうっそうとした道の中を通った。
少し走ると、お馴染みのクルーザードックが見え、次に100隻は係留できるのではないと思えるハーバーにさしかかった。
この辺りには、こんなにあるのかと驚かせられるほどのクルーザーが所狭しと並んでいる。
更に進むと、「瑞穂大橋」に行き着いた。
旧江戸川と新中川の分岐点である。私にとって、この橋は初めての出会いである。
橋を渡ると新中川に架かった大きな水門が見えた。
雨と思しき水滴が顔にあたり出した。
「今日は、この辺で退き返すか」と判断し、帰路に着いた。
その辺りでは、まだ「ひまわり」が元気に咲いていた。
辺りを見回すと、「レインボーサイクルのりば」とカラフルに掲示した公園内の乗り物が目に入ってきた。
よく見ると、空中のモノレールに、親子が車に同乗し、一生懸命漕いで一周しようとしていた。
川の方では、モーターボートを先頭に、水上バイクが10台ほど群れを形成し、大きな音を立て爆走していた。
帰路、土手の草花の様子をうかがうと、中には風に揺られたススキの一群が見えた。
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