台風の影響の爪痕を探って、荒川、隅田川、神田川を巡る(その227)
10月13日、江戸川を見ると、昨夜の台風19号によって川の水面はかなり高く、流れはゆっくりであったがやっと持ち堪えているようであった。...
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10月13日、江戸川を見ると、昨夜の台風19号によって川の水面はかなり高く、流れはゆっくりであったがやっと持ち堪えているようであった。その日正午頃、JR市川駅から総武緩行線で平井駅まで行った。
やっと動き出した、総武線であったが、車内は結構混んでいた。
電車を降り、駅前のロータリーから蔵前通りを荒川の方向へと30分ほど歩いた。
3年前まで、サイクリング車でよく来た、荒川の土手下の河原を歩くと、流れが速い濁流が目に入ってきた。
泥を含んだその水の流れは、昨日の嵐の大きさを感じさせた。
まだ風が強く、ゴーッという音を伴って、絶え間なく走り去って行った。
土手の上を見渡すと、東京スカイツリーが頭を出していた。
暫らく、ビデオを回し、ぬかるんだ河原の土と格闘した。
30分ほど現場にいて、駅に引き返し、電車に乗り、浅草橋駅で下車し、隅田川に向かった。
川沿いのテラスまで10分ほど歩き、遊歩道に辿り着くと、東京スカイツリーが真正面に大きく見えた。
この川の流れは思いのほかゆっくりで、濁流ではあったが、荒川に比べて、おとなしい様子であった。
テラスでは、ジョギングや散歩をする人々が、それぞれの日曜日を楽しんでいる様子だった。
テラスから出て、少し歩き、神田川に架かる柳橋に出た。
隅田川との合流場所にカメラを向けると、大きな空き缶が漂っていた。
神田川の上流の方向に歩いて行くと、屋形船がずらりと並んでいた。
浅草橋辺りでは、台風対策を解除する為か、小型の船が横付けになって、数人がロープを操作していた。
近くの鯛焼き屋では、外国人10人ぐらいが黒のサイクリング車から降りて、一斉に並んだ。
ビデオを撮らせてもらおうと、ガイドの日本人に頼むと、食べるまで時間がかかるがそれでも良いかと言われ、時間がないので諦めた。
その日は、そのまま浅草橋から帰途に就いた。
空は、不気味にも真っ青に染まり、時折白い雲が浮かんでいた。
空気は乾いていて、長袖のTシャツで、丁度良かった。
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浜離宮に秋桜を見に行くも霧雨にたたらえる(その226)
10月6日、その日の朝9時ごろ、JR市川駅から総武快速線に乗り、新橋駅で降りた。...
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10月6日、その日の朝9時ごろ、JR市川駅から総武快速線に乗り、新橋駅で降りた。
地下道をひたすら歩き、地上に出て国道1号線を渡ると、浜離宮の入り口に辿り着いた。
空は、朝からどんよりして、いつ雨が降ってきてもおかしくはないような状態であった。
中の橋御門から園内に入ると、以前キバナコスモスを鑑賞に来た辺りに足を向け、ビデオカメラを手にした。
今回は、コスモスを目当てに来たので、その開花状況が気になった。
その辺りに目をやると、キバナに混ざり、赤、白、ピンクのコスモスの花も咲いているように見えた。
コスモス畑に到着して、三脚を立てると、何とか絵になりそうなので、ほっとした。
実はその日、浜離宮に行くことを決めたのは、この季節にどの位コスモスが咲き誇っているの見当がつかない上に、空の様子が気になったので、
近場の浜離宮を選んだのだった。
案の定、コスモス畑にカメラを向けていると、霧雨が落ちてきた。
早速、用意してきたビニールの携帯雨合羽を着て、少しの間、撮影することにした。
撮影していると、鳩や小鳥が多いことに気がついた。
外人観光客は、傘を用意して、散策を楽しんでいる様だった。
暫らく、秋桜を楽しんでいると、少し雨脚が強くなってきたので、その日は帰路に就くことにした。
新橋駅への地下道に入るまでは、オリンピックに合わせた工事で複雑化した道路を雨に打たれながら、10分ほど歩いた。
その日は、そのまま市川駅まで帰ったが、時計を見るとまだ11時10分であった。
長袖のシャツにジーパン姿で、寒さも感じず丁度良い感じであった。
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秋の気配が忍び寄る新宿御苑、ほぼ完成の国立競技場外観(その225)
9月29日、その日の朝9時頃JR市川駅から、総武緩行線で千駄ヶ谷まで行った。...
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9月29日、その日の朝9時頃JR市川駅から、総武緩行線で千駄ヶ谷まで行った。
駅から5分ぐらいのところに、新宿御苑の入り口があった。
中に入ると、枯れ葉が道に散らばり、秋の気配を感じさせた。
木々によっては、落葉も始まり、季節の変わり目を感じた。
朝の気配では、いつ雨が落ちてくるか心配であったが、空には陽もさしてきて、汗ばむほどの気温になっていた。
秋の気配の中に、「10月桜」が咲いていた。
ポツンと1本だけ、咲いているのだったが、花の少ないこの季節には目立った存在であった。
園内を楽しむ人々の中には、外国人が結構いた。
いや、日本人よりも多いかも知れない。
広い空間を有する園内には、大きな池もあった。池の中には木の葉に混じって鯉なども泳いでいた。
時折、真っ赤な曼殊沙華やハナミヅキ等の花もポツンポツンと咲いていた。
夏から秋へのこの季節は、何やら寂しさをそそる風景が多い。
時折、散って落ちる、木の葉のあり様もそうした抒情を裏打ちしていた。
その日は、その御苑を出て、千駄ヶ谷の駅を通り過ぎ、完成間近い国立競技場へと向かった。
外から見る範囲では、もう出来上がっていたが、そこここにまだ、工事現場があった。
巨大なその競技場を横手に見て、先々週に、マラソン選考会(MGC)を撮影して帰路に就いた辺りを同じように通り、JR信濃町の駅へと歩いた。
信濃町の駅前の交差点の信号は、以前よりも複雑になっていたが、何とか駅に辿り着き、その日は帰宅の途に就いた。
長袖の麻のシャツの中には、少し汗が滲んでいた。
市川の駅に着くと、昼の12時を少し過ぎた頃であった。
秋を感じさせる散歩であった。
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