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スペシャル あの一言
2024年05月07日(火)
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【あの一言】
土屋大洋の発言まとめ
拡大する“見えない戦場”ウクライナ・サイバー戦の実態
サイバー攻撃と通常の攻撃を組み合わせていくハイブリッド戦がそれほど実はうまくいっていないような気がしている。ロシアが使っている手法はそれほど新しくなっていなかった。2014年にクリミア半島が併合された時にロシアは実験的なハイブリッド戦を展開したが、そこからあまり進化していなかった。クリミアの事件が起きてからずっと8年間にわたってウクライナは準備をしてきた。政府、軍、重要インフラ事業者に対していろんな研修・訓練をやった。その結果、うまく防いでいる。米国を中心とする外国がウクライナの側に立って大きな支援をしている。軍、政府の資金的援助もそうだが、スターリンクなどが有名だが、いろいろなIT企業がウクライナの側に立って、ウクライナの抵抗を支えているという側面がある。支えているのはIT企業であって、その協力なくしては戦争の遂行ができなくなってきている。
2022/06/27 NHK総合・東京[クローズアップ現代]

特集・中国個人情報保護法・施行の影響は
90年代は中国にとってインターネットは非常に危険なものだった。つまり国家が管理できないメディアが出てきたということはあり得ないということ。2000年には中国は考え方を変え、「インターネットは人民1人1人を管理できてすばらしい」と言い始めた。2013年から14年は中国の転換期であり、中国の意識が変わってきた。つまり「サイバーセキュリティが中国にとっては大事な問題」ということになった。外からのサイバー攻撃がないようにしないといけないし、国内の統治でもやらないといけない。経済とのバランスも考えないといけないとする新たなフェーズに入ってきた。
2021/11/06 BSテレ東[日経プラス9サタデー]

狙われる日本企業・対処法は?
国内だけ守っていても万全とはいえない。日本国内の企業はかなりしっかりと脇を固めているが、例えば中国に子会社があるとかだと、現地の人を雇用しないといけない。そういう人たちが全て悪いわけではないが、中には雇われた後で中国の政府機関からアプローチを受けて指示をされることがある。こうなると内部犯行になるので安全なネットワークを子会社と本社の間で構築しても中国側から入り込まれてしまう。
2021/06/09 BSテレ東[日経ニュースプラス9]

狙われる日本企業・対処法は?
数年前に「ワナクライ」という大きなランサムウエアがあったが、これは英国で入り込まれてしまったものが日本国内に入ってきた。グローバル化せよと言われている中でセキュリティも固めないといけないというところで日本企業の負担が大きくなっている。
2021/06/09 BSテレ東[日経ニュースプラス9]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
ファイブアイズをベースにして、オーストラリア、米国、英国というのは重要なパートナーとなるが、そこに日本とインドが参画するような新しい枠組みが重要。なぜかというとサイバー攻撃を発信している国々というのが中国、ロシア、北朝鮮、イランなどユーラシア大陸の中にあるから。そういった国々を囲い込んでいき、米国を中心とする有志国でその攻撃を防いでいくことを考えていくべき。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
今、日本、米国、オーストラリアを含めた3か国が注目しているのが海底ケーブル。日本は島国だが、日本の国際通信の99%は海底ケーブルを通っている、いま海底ケーブルの市場は日本、米国、欧州の3社が実質的に握っている、米国のサブコム、ヨーロッパのASN、日本のNECの3社でだいたい9割以上抑えている。ファーウェイが中国HMNテックに海底ケーブル部門だけ売却され、南米のチリから中国につながる長い海底ケーブルを作るプロジェクトが進んでいたが、トランプ政権のもとでこれが問題になり、最終的にチリ政府はニュージーランド、オーストラリア、日本につながるネットワークに変更した。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
大きな転機は、2014年にサイバーセキュリティ基本法が作られた時で、自衛隊の中にもサイバー防衛隊という部隊が作られた。米国と比べたら非常に小さいが、この問題をしっかりやらなきゃいけないということで体制固めをしてきている。2015年に日本年金機構がサイバー攻撃を受けたが、あのときには日本の中で官民あわせて1000の組織が同時にサイバー攻撃を受けていたと言われている、一斉に攻撃をかけてどこが本命か分からないようにしてくるが、受ける我々も横の情報共有もちゃんとして上下の情報共有もちゃんとして先手先手を打てるようにしていく必要がある。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
これ(サイバー攻撃の抑止技術)はまだできていない、それをちゃんと定式化できた人はたぶんノーベル平和賞を取れる。サイバーの世界では政府が依頼した民兵みたいな人がやっており、誰がやっているのか分からない。その人たちと例えば日本政府とか米国政府が直接話すということはできない。昔ながらの抑止はできない。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
サイバー攻撃というのは、核兵器のようなミサイルが飛んでいくというような軍事的なものではなくて、インターネットをはじめとする情報通信機器に何らかの被害をもたらすもの。サイバー攻撃の場合、情報がコンピューターの中から抜き去られるとか、システムが使えなくなるとか、そういったことも含め広く使われている。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

シリーズ「安全保障と外交を考える」
ロシアの(サイバー攻撃における)狙いというのは民主主義そのもの、あるいは選挙そのものがくだらないものだということをみんなに植え付けるということ。それによってロシアの体制の方が優れているとアピールしようとする大きな動き。
2021/05/02 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

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