【あの一言】
プーチン×習近平・対面会談「ウクライナ情勢」ロシアの事情
元駐中国大使・宮本雄二 中国が経済的に貧しく、軍事大国にもなれない時代は1発でも10発でもとにかく米国に届く核兵器さえ持っていれば抑止力になった。これが、ドゴールが唱えた最低核抑止戦略で、この考えでフランスも核兵器国になった。しかし、中国の軍部は「最低核抑止戦略ではだめで、もう少し核を持つべきだ」という米国やロシアの軍人の影響を大きく受け始めている。
2022/09/16 BSフジ[プライムニュース]
元外務副大臣・佐藤正久 中国の核弾頭はまだ少なく、今は増やそうとしている最中。ここでロシアに核を使われてしまえば増やせなくなる。ロシアは5000発以上、米国も5000発持っている中で中国はまだ核弾頭を増やす権利があると思っている。
2022/09/16 BSフジ[プライムニュース]
元駐中国大使・宮本雄二 中国も核兵器国であり、今のNPT核不拡散体制、核レジュームについて中国は基本的に支持している。ロシアが核をウクライナで使うとなればそれを全面的に壊すことになるので、中国が支持するはずはない。その結果、西側と中国の関係も更に悪化する。そういう時に中国がロシア寄りを維持していくのは難しくなってくる。
2022/09/16 BSフジ[プライムニュース]
元駐中国大使・宮本雄二 核の恫喝でとどまっている間は核の色々な議論は成り立つが、その前提はあくまで核を使わないということ。やるかやらないかというところが一番重要であり、1度使ってしまうと止まらなくなる。それをロシアはやろうとしている。そうした場合は人類社会に大変な影響を与えてしまう。実際に使われる核に対して中国は物凄く神経質。
2022/09/16 BSフジ[プライムニュース]
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