【あの一言】
<FT Today>米国・アルファベット傘下・AI企業が初の黒字
番組アナウンサー 英国にあるグーグルのAI部門・ディープマインドが去年、初めて黒字化した。2019年に5億ポンド(約760億円)の赤字を計上した後、去年の売上は前の年から3倍以上増えて、約1255億円となり、初めて黒字を達成した。ディープマインドは革新的な研究結果によって、グーグルマップの推定到着時間の精度を約50%改善させるなど様々な分野でAI技術を応用している。
2021/10/06 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
FTキャスター・桜庭薫 ディープマインド社の業績で有名なのはアルファ碁を開発して人間の世界チャンピオンに圧勝したこと。これによってAIの可能性と脅威を世界中に知らしめたのはいいが、ずっと赤字が続いていた。それでもディープマインド社の潜在力はかねてから高く評価されており、「グーグルマップ精度向上」や「アンドロイドの電池性能改善」など身近な分野で実績をあげている。画期的なのは「タンパク質の立体構造予測プログラムの開発」を無償公開したこと。今後数か月で1億種類以上のタンパク質の立体構造をデータベース化していく予定だが、これは医学版のグーグルマップに育つ可能性があると高く評価されている。
2021/10/06 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
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