【あの一言】
“変則的な軌道”迎撃は?
読売新聞解説委員・飯塚恵子 北朝鮮は相当、技術力を上げてきている。列車からのミサイルを発射する前に打ち上げた精密誘導システムを備え、1500キロの射程を持っている巡航ミサイルも日本にとっては新しい脅威。重要施設をピンポイントで攻撃することができる。低空で飛んでくるのでレーダーで捉えるのは難しく、この時の発射も日米韓の防衛当局で探知できなかった。つまり北朝鮮が発表するまでわからなかった。ここがとても懸念される。
2021/09/21 BS日テレ[深層NEWS]
前統合幕僚長・河野克俊 2016~17年に北朝鮮がミサイルを沢山撃った時期がある。その時出てきた議論がこれで万全に守れるのかという議論があった。これには一斉に撃ってこられたらなかなか難しく、限界がある。それならば、もう1枚必要だと言うことでイージスアショアの導入を決定した。2017年12月に閣議決定したが、7割が導入に賛成で国民の意識の高まりがそうさせた。あの時はそういう時期だった。河野防衛大臣(当時)がこれをやめたが、北朝鮮の脅威評価をしてやめたわけではない。そこは納得がいかない。北朝鮮は、技術開発を進め、脅威は全然変わっていない。
2021/09/21 BS日テレ [深層NEWS]
前統合幕僚長・河野克俊 代替案としてイージス艦ではなくイージスシステムを搭載した船を作るということだが、これは世界では類を見ない船で、運用構想を固めるにも時間がかかる。今回、予算要求に至らなかったのもそういうことがある。予算的にもイージスアショアよりもかかる。2017年にイージスアショアの配備を決めた時、2024年ぐらいにはできるということで進めていた。新しい代替案だと2030年ぐらいまでかかるという話もある。
2021/09/21 BS日テレ[深層NEWS]
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