【あの一言】
小泉進次郎環境相に問う・脱炭素エネルギー政策は
国際環境経済研究所理事・主席研究員・竹内純子 原子力をもう使わないという選択をするのであれば、どんなに再生可能エネルギーの導入を頑張っても2030年目標、2050年目標に間に合わないことも考えられる。その時に国際社会に「こういう事情でできなかった」と説明する責任、あるいは国内でついてきてくれた国民に対し、説明しなくてはならない。そこはバーターになる。どちらにしても国民の覚悟、政治の覚悟が必要で「温暖化のリスクをとるのか、原子力を使うリスクをとるのか」というところは議論していく必要がある。
2021/04/23 BSフジ[プライムニュース]
大和総研主任研究員・SDGsコンサルティング室長・太田珠美 EUなどのシナリオを見ても2050年に1割程度は原子力を使っていくという風になっている。2050年までは原子力を使っていくしかなく、その先はなくしていく方向で議論していく事が大事。
2021/04/23 BSフジ[プライムニュース]
環境相・小泉進次郎 2030年の段階で再生可能エネルギーを倍増させたいと考えている。第5次エネルギー基本計画を大幅に塗り替えることは間違いない。ただ、再生可能エネルギーを増やすための課題もある。地域の中で合意がうまく得られないことが多くなってきているということで、メガソーラーとかで景観の悪化とか土砂崩れが起きやすい土地の権利をもっている人と事業者がつながったりすることで再エネにアレルギーを持つ人が増え、地域の議会で再エネに規制をかけ入れないようにする条例を作らざるを得ない状況になってきている。今、全国で100以上の再エネ規制条例ができている。
2021/04/23 BSフジ[プライムニュース]
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