経済部・日銀担当の広芝学記者が、為替介入が行われたとしたならばなぜこのタイミングだったのかについて解説。
市場関係者の多くは、「効果の大きいタイミングだった」とみている。

けさ、外国為替市場で円相場が一時１ドル１５３円台まで急上昇した。
市場では政府日銀が再び為替介入に踏み切ったとの観測も出ている。
前日に米国で行われた金融政策を決める会合の結果などを受け、市場ではＦＲＢ（連邦準備制度理事会）が遅くとも年内には利下げを始めるとの見方が広がったため過度な警戒感が和らぎ、大幅な円安には進まず円相場は１ドル１５７円台で小幅に推移していたことから、投資家の多くは不意を突かれた形となった。

けさ早く急激に変動した円相場は４円以上円高方向に動き、１ドル１５３円ちょうどまで値上がりした。
市場では政府日銀が市場介入を繰り返しているという見方が強まっている。