チェコで始まったロシアによる不当な干渉に関する調査は、他の6か国:ドイツ、フランス、ベルギー、ハンガリー、ポーランドおよび、オランダでも進められている。
最初、チェコ共和国が創設したオンライン・メデイア、‘Voice of Europe’がロシアによる偽情報の標的にされた。新聞報道によると、このメデイアでは、新ロシアの意見や反欧米の演説を流し、ロシアから報酬を貰った政治家との対談を行っている。...
全部読む
チェコで始まったロシアによる不当な干渉に関する調査は、他の6か国:ドイツ、フランス、ベルギー、ハンガリー、ポーランドおよび、オランダでも進められている。
最初、チェコ共和国が創設したオンライン・メデイア、‘Voice of Europe’がロシアによる偽情報の標的にされた。新聞報道によると、このメデイアでは、新ロシアの意見や反欧米の演説を流し、ロシアから報酬を貰った政治家との対談を行っている。
このポータルサイトはウクライナの親ロシア派財閥ビクトル・メドべチュックが所有していたが、ウクライナに捕えられた。 しかし、プーチン大統領と友達のため、ウクライナ戦争のウクライナ人捕虜との交換によりロシアに亡命している。このポータルサイトは、今度はセキュリティの仕事についているポーランド人に搾取され、同じように反ウクライナの意見を流してきた。その男は先週、ポーランドで親ロシア派偽情報発信の罪で逮捕された。
チェコの新聞によると、ドイツの極右政党Afdの外交政策担当の報道官でEU議会の主な議員立候補者の1人であったペーター・バイストロンが、7月のEU議員選挙を前に、オンラインで欧州の世論に親ロシア派の意見を吹き込んで選挙結果に影響させる仕事を25000ユーロ(=約400万円)で請け負った。
ドイツ、EU議会議員で緑の党のセルゲイ・ラゴディンスキー氏は、「EU議会としては今回のロシアによる干渉を重く受けとる必要がある。 我々はロシア情報機関やその政権が、我々の民主的な選挙や民主的な決定プロセスに対して、度重なる干渉を行っていることを目の当たりにしている。 EU議会としては、誠に許しがたいことである。」とロシア側を強く非難した。
なお、EU議会の報道官からユーロニューズに伝えられた覚書によると、この種の偽報道事件については各国の政府が独自で調査する権限があり、EU議会としては各国から要請があれば、いつでも調査協力を行う用意があるという。
閉じる