日米首脳会談・北朝鮮の非核化への緊密な連携を確認(5月28日)
日米首脳会談で両首脳は、国連安保理決議に基づく制裁措置を完全に履行することを含め、北朝鮮の非核化への緊密な連携を確認した。
共同記者会見で安倍首相は拉致問題について「解決に向けて全力を尽くさなければならないという責任を総理大臣として負っている」と述べた。
トランプ大統領は全面的な協力を約束した。
トランプ大統領が日米の貿易交渉について8月に良い内容を発表できると述べたことから、日本側では警戒感が出ている。...
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日米首脳会談で両首脳は、国連安保理決議に基づく制裁措置を完全に履行することを含め、北朝鮮の非核化への緊密な連携を確認した。
共同記者会見で安倍首相は拉致問題について「解決に向けて全力を尽くさなければならないという責任を総理大臣として負っている」と述べた。
トランプ大統領は全面的な協力を約束した。
トランプ大統領が日米の貿易交渉について8月に良い内容を発表できると述べたことから、日本側では警戒感が出ている。
両首脳はきょう、神奈川県・横須賀基地に寄港している海上自衛隊の護衛艦「かが」を視察し、自衛隊員や米国海軍の兵士などに訓示する。
トランプ大統領は米国海軍横須賀基地に移動し、強襲揚陸艦「ワスプ」の艦上で演説する見通しだ。
その後、トランプ大統領は日本をあとにする予定である。
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トランプ大統領来日の意味(5月25日)
(当初は渋っていたトランプ大統領)
米国・トランプ大統領が令和になって初めて来日する。来日中に警視庁や千葉、神奈川両県警で最大約2万5000人態勢で警備に当たり、米大統領の単独訪問に伴う警備態勢としては2001年の米国同時テロ以降で最大規模となる。令和天皇が最初に会うにふさわしい外国の大統領ということで2017年暮れから検討した結果、トランプ大統領が選ばれたというが、両国にとってステータスかつ歴史的なメモリアルイベントとなる。...
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(当初は渋っていたトランプ大統領)
米国・トランプ大統領が令和になって初めて来日する。来日中に警視庁や千葉、神奈川両県警で最大約2万5000人態勢で警備に当たり、米大統領の単独訪問に伴う警備態勢としては2001年の米国同時テロ以降で最大規模となる。令和天皇が最初に会うにふさわしい外国の大統領ということで2017年暮れから検討した結果、トランプ大統領が選ばれたというが、両国にとってステータスかつ歴史的なメモリアルイベントとなる。当初、安倍首相から招待された際、トランプ大統領は「行けるかどうか分からない」と渋っていたという。ところが、安倍首相から「この行事は日本人にとって、スーパーボウルの100倍ぐらい素晴らしいイベントになる」との説明を受けて、心変わりし、側近の反対を押し切り、今回の3泊4日の日本訪問を決めたという。
(多忙な米国の大統領がわざわざ日本まで足を運ぶ意味は大きい)
多忙な米国の大統領がわざわざ天皇に会うために日本まで足を運ぶという意味合いには非常に大きいものがある。今では「200年以上の歴史の中で最大のイベントに、世界中の国の中で唯一主賓として招かれた」とトランプ大統領は周囲に胸を張って伝えているという。日本に対するトランプ大統領の思い入れはかなり高まっているようにみえる。今回のトランプ大統領の訪日の位置づけは日本の外務省が定めている5段階の外国の要人招待のランク中、最上位の国賓待遇となっていることも要素として大きい。ある意味、日本が持っている政治・外交・経済のカードのうちで最上級のカードを日本は米国大統領に対して切ったといっていい。このことによって対外的には日米同盟の揺るぎない絆を中国、ロシア、EU、インド、豪州、ニュージーランド、東南アジアなど世界に向けて見せつけることにもなり、改めて日本の背後には世界のスーパーパワーである米国がいるということを強く認識させることにも繋がることになる。特に議長国としてG20を6月に控える日本にとって、日本の立ち位置を示すという効果は非常に大きい。結果的に「令和の時代の未来は日米関係で作り上げていく」という両国の強い思いを世界に示すことにもなる。
(光る安倍首相の外交センス)
今回の安倍首相の外交センスには脱帽するほかないが、これは祖父の岸元首相を初め、外務大臣だった父親から受け継いだ外交センスをさらに磨き上げて出来てきたものなのかもしれない。「日本を満喫してもらう」をコンセプトにし、格闘技好きのトランプ大統領には大相撲観戦、青木功プロも同行するゴルフ、海上自衛隊「かが」の視察、メラニア婦人には森ビルでのアート鑑賞と細に入り微に入り、おもてなしにもまったく手を抜いていない。本人の希望を優先させたということだが、トランプ大統領を大相撲の升席に座ってもらい、力士にトロフィーを授与するというのはセキュリティの観点からいえばある種大きなチャレンジであるが、それだけ日米がセキュリティに自信を持っているということの表れでもある。日本としては2020年の五輪・パラリンピックの予行演習という意味合いもある。すべての行事が滞りなく安全に遂行されるように細心の注意を払って成功に導いて欲しい。
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米国大統領・「日本の新時代を祝う」(5月24日)
米国・トランプ大統領はあすから28日まで国賓として来日し、天皇皇后両陛下との会見や日米首脳会談に臨む予定である。
これを前にホワイトハウスで記者団に対し「天皇に関するとても大きなこと、200年以上起きていなかったことだ。」と述べ、皇位が継承された歴史的な時期に日本を訪問する意義を指摘した。
その上で「安倍総理大臣は私に対して唯一の主賓として招待すると伝えた。世界のすべての国々の中で私が歴史的な行事に主賓として招かれた。...
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米国・トランプ大統領はあすから28日まで国賓として来日し、天皇皇后両陛下との会見や日米首脳会談に臨む予定である。
これを前にホワイトハウスで記者団に対し「天皇に関するとても大きなこと、200年以上起きていなかったことだ。」と述べ、皇位が継承された歴史的な時期に日本を訪問する意義を指摘した。
その上で「安倍総理大臣は私に対して唯一の主賓として招待すると伝えた。世界のすべての国々の中で私が歴史的な行事に主賓として招かれた。」と強調し日本訪問に期待感を示した。
トランプ大統領のこの発言は記者団から日本との貿易交渉について聞かれて、答えたもので貿易については答えを避けた形である。
日本に対する貿易赤字を問題視するトランプ大統領は今回の訪問でも安倍総理大臣との首脳会談で貿易交渉をめぐり意見を交わす見通しだが、米国政府の高官は訪問の目的は令和という日本の新しい時代を祝うことがより重要だという認識を示している。
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メラニア夫人と昭恵夫人が「チームラボ」へ(5月21日)
25日土曜日から米国・トランプ大統領夫妻が来日する。
メラニア夫人と安倍昭恵夫人が、「チームラボ」が手がけるデジタルアート美術館を訪問することで調整していることがわかった。
東京・お台場・森ビルデジタルアートミュージアムは来場者が「体験できる美術館」になっている。
一方、トランプ大統領と安倍首相は千葉県内でゴルフをプレーし、夕方には両国国技館で大相撲を観戦する予定となっている。
トランプ大統領が国賓として来日(5月17日)
来週25日に米国・トランプ大統領が令和初の国賓として来日する。
26日は安倍首相とゴルフをし、両国国技館で大相撲千秋楽を観戦。その後、夕食会に出席する予定になっている。
27日は天皇皇后両陛下と面会。日米首脳会談を行う。拉致被害者家族とも面会する予定。
28日は海上自衛隊の護衛艦「かが」に乗艦する予定。
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