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2024年10月30日(水)
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【あの一言】
脇祐三の発言まとめ
<グローバルアイ>世界の選挙・政権へのノーが続く
(イラン大統領選挙の)決選投票で投票率が10ポイント近く上がり、投票数が約600万増えた。第一回目の投票で革命体制に批判的な人は投票に行かなかったが、保守強硬派をぎゃふんと言わせてやろうとした人が投票しそれがまるまる改革派の票につながった。経済状況に改善には制裁の緩和が必要で、そのためには米国との協調に前向きな姿勢が必要と次の大統領と政府の一部が言い始めているが、すべては最高指導者ハメネイ師がどのぐらいの裁量を大統領に与えるかにかかっている。革命防衛隊の反米姿勢は極めてかたく、さらに米国でトランプ政権が復活しイラン批判を強めることが予想されるがその場合は歩みよりが難しくなる。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>世界の選挙・政権へのノーが続く
フランスでは二回目の選挙で極右内閣阻止のばねが働き、パリでは左翼主義者を中心に自由の勝利だという歓声があがったが、議席数をよく見ると左翼連合も過半数には遠く及ばない。大統領の与党連合は極右内閣誕生は防いだが、大幅に議席を減らしている。極右は第三位とはいえ前回選挙と比較すればものすごく議席が増えている。明確な勝者なき選挙ではあるが、はっきりしているのは中道への支持が落ち込み両極への分裂が進んだということ。左翼と与党が極右阻止では一致していたが、政策は水と油。この夏はパリで五輪パラリンピックがあるので総辞職したアタル首相の内閣が職務を続けるが、その後が全く見えない。国民連合・ルペン氏は勝利の時期が先延ばしされただけと言っている。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>世界の選挙・政権へのノーが続く
どこの国でも政権と与党にノーの声が噴出している。既存の大政党に逆風が吹いている。これまでの政治路線の継続に反対する動きが目立つ。この数年間の大幅な物価上昇、インフレの影響が大きい。足元でインフレ率が下がって各国政府は経済政策の影響が出ているとしているが、有権者は前回の時と比べて生活が厳しくなっているという不満がある。インフレが引き金となりロシアのウクライナ侵攻などの外的要因であってもその不満が自国政権・与党に向かっている。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>世界の選挙・政権へのノーが続く
英国では一昨年、去年と、最大のキーワードが「生活費の危機」だった。これはメディアの見出しに頻繁に出てくる。それぐらい物価上昇への不満が強い。加えて党の権力闘争で首相が次々と代わっていく保守党へのうんざり感が大きかった。今回の選挙は国民の考えとずれてきた保守党に対するレッドカードと捉えることができる。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
ユーロ圏には財政赤字と政府債務を一定規模に抑えるという「安定成長協定」という取り決めがある。この建前から逸脱が激しくなりそうになるとドイツ政府やECBがいろんな動きをし始める。今回もECB、欧州委員会は財政健全化の方にもっていこうと促し始めている。これは明らかにフランスの政治情勢を見た動き。フランスでは減税などの人気取り政策を並べている国民連合が優勢で、それを懸念してフランス国債が売られ、株価が急落するなどマーケットの波乱も現実に起きている。当局は市場の混乱拡大を防ぎたいのでこのタイミングで早めに財政健全化しろとの催促を出している。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
イタリア・メローニ首相は首相に就任以来、自らのイデオロギーよりもEUと協調する現実感覚の方を重んじている。ドイツ・フランスに代わるEUのリーダーというよりはキングメーカー的、ご意見番的な力を高めつつあるように見える。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
(オルバン首相のスタイルは)国内の支持者向けにEU内で突っ張っている姿を見せ、いろんな決定局面では自国の利益が確保できたら取引に応じる。今回もNATO事務総長人事で最初に強く反対していたが、ウクライナの軍事支援にハンガリーは加わらないという条件が受け入れられると、一転して反対を取り下げるなどしている。今後もEUの決定事項にこの種のディールがついて回る可能性がある。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
フランスで勢力を拡大している極右・国民連合は風力発電の補助金を打ち切ると言っており、いろいろな環境政策の修正を唱えている。そうなるとこれから環境最優先の政策をさらに強化していくということは政治的に難しくなってくる。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
これまで以上に極右政党に票が集まった一因はインフレ、移民難民の問題で政権への不満が強まったことがある。ただし極右グループが議席を伸ばして躍進したとは言え、過半数を占めているわけではない。最大勢力は引き続き中道右派が最大勢力でEUの政治運営が大きく変わるわけではない。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

<グローバルアイ>選挙で極右が伸長・揺れるヨーロッパの行方
EUの各国政権も脱炭素化を目指しエネルギー転換を推進し、環境規制を強化しているが、この2~3年で光熱費が大幅に上がり、その反動でエネルギーについてはコストが重要でアフォーダビリティ(手頃な価格で制約なしに使えること)が重要だという考えが起きている。意識が高い系の都会のエリートが決める政策に対する地方の反発が強まっている。
2024/06/24 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

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