負けるとわかっていても始まってしまえば北朝鮮は戦争をするだろう。例えば第二次大戦の末期の日本でも戦艦大和が米国に捕獲されるのが嫌で最後の出動をした。湾岸戦争の時のイラクも米軍と戦えば負けるのはわかっていたが、引き下がらなかった。こういう場合負けた方がましだという理屈になる。

2017/11/30　テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

（米朝戦争が起きた場合）北朝鮮は放っておけば自分の国が滅亡するから、自暴自棄になって韓国や日本にも撃ってくる。米軍基地へももちろん撃ってくるが、最大限の破壊効果を与えてやるということで、東京に撃ってくる可能性がかなりある。仮に国会議事堂を日中に狙って攻撃したとすると北は巣鴨、南は大崎、東は錦糸町、西は中野の６キロ、７キロ圏内に被害が出る。特に４キロ圏内は爆風効果も放射線効果もあるので、その中の大部分、昼間だと４００万人が死傷する。

2017/11/30　テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

安保法施行で、例えばＰＫＯ関連で治安維持や輸送、駆けつけ警護や補給の防衛などを行う。それはかなり危険度の高い任務。駆けつけ警護は戦闘になる覚悟をして行かなければいけない。戦闘の中に飛び込んで死傷者が出ないと思うのはよほどの平和ボケで戦争を知らない人だろう。７月に参議院選挙がある。ダブル選挙になるかもしれないが、自衛隊から死傷者が出て棺桶が帰ってくれば安倍政権は相当責任を追及される。それで選挙に向かうのはかなわないので駆けつけ警護の適用を後ろに回した。

2016/01/23　テレビ東京[週刊ニュース新書]