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スペシャル あの一言
2024年05月04日(土)
最新TV速報
【あの一言】
本庶佑の発言まとめ
新型コロナ治療薬の現状は
レムデシベルの場合はかなり緊急的な対応をしたと思う。日本における治験はそんなに多くなく、ほとんど米国のデータで承認された。もう1つはイベルメクチンのウイルス感染力の検定等については、厚労省が、自分たちが知っている一部の研究者に依頼していることが非常に大きな問題で、「こういう課題があるのだから研究者みなでやってコンセンサスを日本から出していこう」という提案があれば、今のような形にはならない。今一般的に使われているのはウイルスが増えるようにした細胞を使っているが、これに関してはいろんな人がいろんな意見を出してきちっとした見解を出してくれるはず。
2021/02/25 BS-TBS[報道1930]

日本医師会・前倒し解除に慎重姿勢
PCRのボトルネックというのは、必ずしも検査の機械とか試薬がないとかいうことではなく、いわゆる行政検査の保健所がネックになっている。システムの問題であって、そこが1年経っても未だに解決できていないということが大きな問題。
2021/02/25 BS-TBS[報道1930]

「自己判断の服用は危険」
治験で承認という正規のルートでいくと莫大なコストがかかる。それに対して十分な利益が上がるかどうかが問題になっている。製薬企業というのは慈善事業ではないので、どうしてもその辺のバランスを考える。根源的に問題なのは、日本にはビッグファーマが1社も入っていないこと。日本国内最大規模の武田でも世界16位。その他の日本の製薬企業は全部、番外。こういう感染症というのは国際展開している企業でないと到底、太刀打ちできない。企業の体力がないとやっていけない。10年ぐらい前からビッグファーマは生き残りを賭けて合併、統合という形でやってきたが、日本だけが蚊帳の外だったことが大きく響いている。ワクチンに関しても日本での開発の見通しは明るくない。
2021/02/25 BS-TBS[報道1930]

「イベルメクチンは奇跡の薬」
ワクチンはもちろん重要な予防手段であり、なるべく早く普及させるべきであるが、ワクチンは人によって効果が違う。それで全部解決するかどうかはわからない。もちろん治療薬も効く人と効かない人がいるが、基本的には治療薬があった方が助かる。特に臨床の現場では発症してからでも対応ができ、非常に大きく選択肢が広がる訳で、治療薬があった方が助かる。
2021/02/25 BS-TBS[報道1930]

日本医師会・前倒し解除に慎重姿勢
緊急事態宣言という言葉で言っているが、実質的な中身は、かなりの精神論と飲食業をターゲットにしているものであって、本当にそれが効果的な施策なのかということはもう少し考えるべき。もう少し広範なPCR検査を行い徹底的に無症候感染者をあぶりだして隔離していくという積極的な抑え込みの政策がなく、精神論だけで言っているように見える。
2021/02/25 BS-TBS[報道1930]

過去の推薦にも官邸が難色・学術会議見直しの動きも・・・
理由が明確にできないということは、理由自身が都合が悪いからではないか。もし理由を開示せずにこういうことが行われれば極めて危険なこと。
2020/10/11 TBSテレビ[サンデーモーニング]

佐藤正久×本庶佑×横倉義武“コロナ”との闘いの体制
感染症に対する闘いととらえた場合には感染防御、予防、診断が非常に重要。医学は治療がないと医学にならない。感染をゼロには出来ない、如何に治療して死者を減らすかが現実はメインの闘いの場になっているのに、方向を決める専門家会議の中に治療の専門家が少ないのは大きな問題。これまで一度も出口戦略という形で物事が語られていない。感染者数だけ追いかけていたのでは、いつどこでやめるかという議論は出てこない。出口戦略には2通りある。経済が破壊されて耐えられないから塹壕から出ていこうというのが1つ。第2の出口戦略は感染はあるが死人は一定数に抑えられると、我々は大丈夫だから頑張ろうと。感染防御は続けるが外に出てやろうというのが皆が安心する出口戦略。そこを目指すということをしないといけない。そもそも何を目指して出口戦略とするかということすら語られていない。
2020/04/22 BSフジ[プライムニュース]

佐藤正久×本庶佑×横倉義武「治療薬・ワクチン」開発
どれが一番効くかはやってみないと分からない。研究者を含め多くの臨床家が頭をひねっているのは、末期の時に急速に機能が低下してあっという間に亡くなってしまうこと。このときにはリンパ球が下がる、血中にサイトカインが沢山出てくる。見慣れない症状が現れる。我々が検分しているものではがんの治療薬のCAR-T療法というのがあるが強力な免疫療法だがこの副作用として似たような症状が出る。これに対してはアクテムラなど。大阪の羽曳野病院で6例中5例よく効いたという報告がある。亡くなる方がぐっと減れば恐れるに足らずとなる。法律的には、医師の裁量で認可された薬は使って良いとなっている。
2020/04/22 BSフジ[プライムニュース]

佐藤正久×本庶佑×横倉義武「抗体検査」への期待と課題
今や非常事態宣言を出した以上、次に何を目指すかはいつ脱出するかということ。出口戦略を明確にしないといつまでやるのかという話になる。感染は一定の数は続く。一桁になるなど言っていたら今年中には終わらないかもしれない。皆が安心するのは死人がそんなに出ないということ。つまり治療の問題。ワクチンは次のラウンド。インフルエンザやこうしたタイプに対するワクチンはこれまで余り有効なものは出来ていない。今ある薬が効くか効かないかを徹底的にやるべき。
2020/04/22 BSフジ[プライムニュース]

佐藤正久×本庶佑×横倉義武「PCR検査」のあり方
これから重症化する人が増えてくる可能性はあるが既に人口のひょっとしたら10%に近い人が感染しているということであれば致死率は非常に低いのでフォーカスを絞って感染しようがしまいが余り気にしない。重症者の治療にフォーカスを当てるという戦略に切り替える必要がある。PCR検査と抗体検査は非常に性格が違うので抗体陽性でほぼ症状がないという人がそれだけたくさんいるということであれば大した感染症ではないということになる可能性もある。厚生労働省がこの抗体検査を始めるといっているが検査キットのクオリティを厳重に検定しないと見誤る。世界中で出回って問題があると言われているキットはほとんどが中国製。PCR検査の目的は厚生労働省が言っている目的と私が言っている目的は最初から違う。どういう戦略で闘いを進めるかという違いによって同じ武器でも使い方が違ってくる。戦況を見極めるために使うべきというのが私の主張。
2020/04/22 BSフジ[プライムニュース]

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