【あの一言】
小平龍四郎の発言まとめ
<マーケットビュー>歴史的な相場乱高下・背景に3つの不透明さ 年内いっぱい不安定な相場が続くのではないかという見方が多い。こうした不透明な動きの背景には3つあり、1つ目は中央銀行・日銀が7月31日に金融政策決定会合で政策金利を引き上げたが、7月中旬ぐらいから「金融を正常化してはどうか」という声が与党や政権幹部から相次いで出てきた。日銀の判断にこうした政治的圧力がかかったのではないかと見る向きもあり、不透明感がある。2つ目は米国大統領選挙の行方で、もしハリとの言葉も聞かれるようになってきて方向感が読みやすかったトランプトレードの行方が不透明になってきた。3つ目は中東の地政学リスク。攻撃が本格化するとリスクオフの状態になる。
2024/08/07 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
税収72.1兆円・4年連続で最高 企業業績であるとか、GDPが示す経済成長が税収を増やすことが税収を増やす王道であることが改めて確認された。これらは名目の話であるが、一方で物価も上がっているので実質ということも考えないといけない。所得が上がって所得税が増えることはいいことだが、実質所得は下がっているので消費への影響は無視できない。好調な税収の裏側の問題として個人消費はどうなのかというところにも改めて目配りが必要。
2024/07/02 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
下請けへの不当減額・日産へ勧告へ 今は脱デフレを急ぐ日本としては大企業の下請けいじめ、下請けたたきをやめようという流れになっている。かつてはコストアップ分を何とか下請けが吸収して協力していた面があるが、そうなるとみながだんだんと貧しくなっていき、デフレスパイラルのような状況になる。今回の事例は世間の潮流に逆行しており強い批判を呼ぶのは確実とみられる。
2024/03/05 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
日経平均・初の4万円台 企業収益が非常に良好だということだが、これまでは円安ドル高でやや企業収益が底上げされていたという面がある。今後、日本は日銀がマイナス金利からの脱却をはじめ、米国がどこかの段階で利下げに転じるとこれまでのような円安ドル高はあまり期待できない。そうなると円安による企業収益の底上げはというのはなくなる。それがどの程度、株式市場で評価されるかというのがポイントとなる。
2024/03/05 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
<マーケットビュー>東京金融センターは沈むのか 東京は国際金融センターを目指していたが、「国際金融センター実力ランキング」では10年前には6位だったものが、2023年には21位という残念な結果になった。逆に伸びているのがサンフランシスコやロサンゼルスなど米国西海岸の都市はで、ここにはハイテク企業が多く、ベンチャーキャピタルやIPOなどの金融業が派生して栄えている。経済の実力や勢いが反映している。
2023/04/25 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
東芝3社分割「解体ではなく進化」 そもそも20年ぐらい前にこの程度の分割はやっておくべきだったという声もある。日本企業の弱さというのはあまりにも多くの種類の事業を抱え込み過ぎ、経営判断がなかなかうまくできないことにある。今回東芝が危機に追い込まれて、ここまでの決断をした。米国ではこうした会社分割は当たり前の世界だが、日本の場合、プロ経営者が何人いるのかとか、そもそもこういう事業分割に慣れていないので、労働者の気持ちはどうなのかという問題もある。
2021/11/12 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
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