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スペシャル あの一言
2024年05月05日(日)
最新TV速報
【あの一言】
保富康宏の発言まとめ
コロナ・治療薬・ワクチン最前線
医薬基盤研究所は2つのワクチンを開発している。一つは今のパンデミックに対応するためにできるだけ早く大量に作れるワクチン。もう一つはアフターパンデミックで、これを過ぎた後にこの病気が一体どういう病気なのかを調べ、アフターパンデミックで打てるようなワクチンを2年、3年後を目指して開発している。
2020/09/27 テレビ朝日[サンデーステーション]

英ワクチン治験再開・「副反応の疑い」実態とは
例えば量だとか、回数だとかを変えましょうという程度のものであれば第一段階ぐらいにもう1回戻って安全性、有効性を見ていくという流れになる。そうではなくてワクチンそのものになにかしないとこれは無理だということになると、そもそも別のワクチンになるという扱いになり、最初の動物実験に戻ってやり直すことになる。通常ワクチンの開発というのは5年だとか10年だとか非常に大きな時間がかかる。今回の第三相試験を決定する要因というのは開発期間、人数、感染状況で、今回は非常に大きな人数で、ブラジルだとかインドだとかいう感染状況が進んでいるような国をわざわざ使っている。その分、期間を短く他を大きくして安全性を担保するという計画を考えている。
2020/09/13 テレビ朝日[サンデーステーション]

英ワクチン治験再開・「副反応の疑い」は解決?
治験の第三段階で副作用が見つかること自体は珍しいことではない。第一段階、第二段階というのは非常に短い期間で、少ない人数で行うが、今回の第三段階では非常に大きな集団で長期間やる。この段階で副作用が見つかってくるということはよくある。注意が必要なのは短期間でワクチンを打った結果ではなく、その後に感染をした時に出てくる副作用というのがワクチンの場合にも問題になってくるということ。大きく分ければ2つあり、ひとつはウイルスを食べる細胞マクロファージに感染する場合、逆に抗体によって症状が悪化する。デングウイルスなどはこういうウイルスに該当する。もうひとつは通常、抗体というのは感染を防御するように働くが、結合するだけでウイルスを処理できないような抗体もできる。こういう抗体がどんどん体内にたまってくるとそれ自身が詰まって炎症を起こし肺炎を誘発する。こういうものは感染後に出てくる副作用なので第三段階の治験など、大きい長期間にわたる試験でないとわからない。
2020/09/13 テレビ朝日[サンデーステーション]

英ワクチン治験再開・「副反応の疑い」は解決?
治験が再開されたということはワクチンとの因果関係はないというふうに判断されたとみられる。仮にワクチンと因果関係があっても既往症があったとかであればワクチンそのものの問題ではないとされたのかもしれない。今回の横断性脊髄炎というのは皮膚感覚がなくなったり、しびれ等がある病気だが、あまりワクチンの副作用としては今まで報告があったことはない。
2020/09/13 テレビ朝日[サンデーステーション]

カギ握る「ワクチン」
ウイルスそのものが変異することはまったく珍しいことではなく、普通に起こること。ただしワクチンが効かないような大きな変化というのは短期間のうちに起こることはほとんどない。だから開発中のワクチンが無駄になることはない。
2020/07/19 テレビ朝日[サンデーステーション]

カギ握る「ワクチン」
オックスフォード大学のワクチンは最終段階に入るところ。日本で使うかどうかは別として人に使われる段階に入ってくる。彼らは秋には大規模な臨床試験で人にやりたいと言っている。遅く見ても年内、年明けすぐには大規模治験が始まる。
2020/07/19 テレビ朝日[サンデーステーション]

抗体は3か月で減少・「残る人」「残らない人」の差
ロンドン大学の研究チームが「発症から約3か月で抗体が急減する」という発表をした。65人の感染発症した方のデータを調べたが、抗体のピークは3週間後に来る。さらにその後、3か月後に調べたところ、有効な抗体がある人がわずか11人しかいなかったということが報告されている。一般的に言うと抗体は3週間で半分ずつに減っていく。最初の3週間で50になり、さらに3週間経つと25となる。抗体の量が多ければ多いほど抗体が残る時間も長くなり、抗体の量はかかった時のウイルス量に比例する。ウイルス量が多いのは重症者に多く、少ないのは軽症者に多い。重症者は抗体が長く残る。
2020/07/19 テレビ朝日[サンデーステーション]

夏のコロナウイルス・高温多湿影響は?
先日、米国政府の研究チームが気温や湿度が新型コロナウイルスとどのような関係にあるのかの実験を行った。その結果、気温や湿度が高いほどウイルスを減少させるということがわかってきた。(これから夏に向けて収まるのかといえば)それは難しい。屋外で気温や湿度の影響は受けるが、新型コロナウイルスは基本的に屋内で人からの感染が多いのが特徴で、屋内は1年を通して気温も湿度もほぼ変わらないため、自然に収束ということは考えにくい。今月18日にサイエンスに掲載された論文にも、感染拡大という面では新型コロナウイルスはほとんど気候に影響されていないと記されている。その理由として、免疫を持っている人が少ないことを挙げている。これがどういうことかといえば、例えばインフルエンザA型は毎年冬に流行するが、スペイン風邪と言われていた100年ほど前は季節に関係なく流行の波が来ていた。つまり免疫を持つということは季節以上に大きな因子となっている。免疫がなければ季節に関係なく拡大してしまうということ。事実、今回の新型コロナウイルスでもブラジルや豪州のような南半球だとか、季節・気候に関係なく世界中に拡大している。今後、免疫を持つ人が増えてくれば新型コロナウイルスも季節性インフルエンザのようになっていくとみられる。
2020/05/31 テレビ朝日[サンデーステーション]

警戒・コロナと気候・関連性は?
先日、米国の政府系研究所で高温多湿の環境や紫外線でウイルスは減少すると発表された。多くのウイルスが紫外線によって死滅することは事実であるが、夏に流行するウイルス性疾患も非常に多い。WHOも今回は新型ウイルスであるので、根拠は非常に希薄であると指摘している。さらに今回の感染は主に屋外ではなく、屋内での発生が多いこと、温暖な国・地域でも流行していることを考えれば、気候に関わらず第2波がいつ来てもおかしくないと考えられる。第2波の兆候を知るのに下水の調査が鍵になる。コロナウイルス一般に言えることだが、感染者の便や尿の中にもウイルスが含まれている。その特性を利用して、下水に含まれるウイルス量の増減を調べることで感染がどれだけ広がっているかをいち早く察知できる可能性がある。すでにフランスや米国など様々な国で下水調査が行われている。パリの研究チームは3月から4月にかけて行った調査結果を発表しているが、感染者が発症する前に発生させているウイルスを下水でとらえている。下水調査はリアルタイムに近い形で感染拡大の傾向を知ることができる。
2020/05/24 テレビ朝日[サンデーステーション]

進む治療薬の併用・国内外で臨床試験を開始
ナファモスタットというのは30年ぐらい前から急性膵炎の治療薬として使用されている薬で、基本的に副作用も非常に少ない。この薬が新型コロナウイルスにどのような効果があるかというと、ウイルスが細胞の酵素を利用して細胞に侵入しようとするが、ナファモスタットはその酵素の働きを止めウイルスが侵入できなくなる。アビガンと併用することでナファモスタットがウイルスの侵入を止め、アビガンはすでに細胞に侵入したウイルスや侵入を抑えきれなかったウイルスに有効でこれ以上増殖させないという効果がある。この2つを同時に使用することで相乗効果を得ることができる。併用によって1回に投与する量を減らすことができる。
2020/05/17 テレビ朝日[サンデーステーション]

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