【あの一言】
“デジタル庁の行方”鍵は民間人材に
橋下徹 日本社会がリボルビングドア方式になってほしいという思いで大阪知事・市長時代も挑戦したが、なかなか難しかった。平井大臣にはデジタル庁から風穴を開けてもらいたい。問題は民間の雇用市場の流動性が非常に硬直的なこと。解雇規制は正社員を守るために必要なのかもしれないが、その組織を守りたいが故にその組織でメンバーが固定化してしまう。雇用市場を流動化させないと役所で経験を積んだ人が民間に戻る場所が生まれない。日本全体を回転ドア方式の社会にしようと思えば民間が受け入れ可能な仕組みを作る必要がある。解雇規制の緩和、雇用市場の流動性ということもワンセットにすれば回転ドア方式になる。
2020/12/27 フジテレビ[日曜報道 THE PRIME]
デジタル改革相・平井卓也 デジタルに対する理解度、ある程度の経験は当然、必要だが、今の現状を変えたい。エンジニアの言葉を聞き、政治的課題も理解しつつ一緒に頑張ってくれる人を探している。常勤、非常勤、兼業、副業、リモートワーク全部OKにするのでその人の現状に置かれている立場で一番都合のいい形でデジタル庁に協力してもらいたいと考えている。非常勤から常勤に移ってもらう人もいるし、その逆にあってもいい。プロジェクトだけに協力してくれるだけの人もいいていい。ここは徹底的に柔軟にしていきたい。デジタル庁は民間の優れたエンジニアの力なしには前に進めない。霞が関の中にそういう人材はいない。そこに化学反応が起きるように民間の優れた人材と、ポテンシャルはあるが、そういう風に育ててこなかった霞が関の若手・中堅がチームとして一体となり、今回のデジタル改革をやるというところが一番重要なポイント。
2020/12/27 フジテレビ[日曜報道 THE PRIME]
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