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2024年05月08日(水)
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【あの一言】
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>ファーウェイ禁輸解除・中国の長期戦略・米中貿易戦争一時休戦
共同通信社特別編集委員・杉田弘毅
2020年の大統領選を考えて、トランプ大統領が対中政策を変えてきた。それは元々中国側の戦略であり、米国の追加関税をかけ続ける戦略は米国国民が痛手を負うことになり長続きしないとみていた。中国側の戦略通りに全体として動いている。
2019/06/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

筑波大学名誉教授・遠藤誉
ファーウェイと中国政府はそれまでは距離があったのに、今回のような締め付けられることによって近づいてしまった。ファーウェイを許すことで中国政府を強くしてしまう。どんなに戦略、シナリオなどと並べていても中国は言論弾圧をしている国であり、その国に戦略的なシナリオを書かせてしまうのはいかがなものか。騙されるべきではない。
2019/06/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社特別編集委員・杉田弘毅
トランプ大統領が今回G20に来たのは2つの目標があった。ひとつは米中合意で、もうひとつは北朝鮮との接触。この2つとも達成したが、記者会見などを聞いているとトランプ大統領は米中合意についてはほとんど触れていない。米中合意についてはあまりハピーではない。政権内に中国を抑え込んでいくべきだとするグループと、貿易赤字削減のみを優先すべきだというグループが混在し、トランプ大統領自身も両方のグループを行き来し政治の混乱を産んだ。それでどうもひとつの方向性をもった政策になっていないということを今回痛感した。
2019/06/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
トランプ大統領は北朝鮮と中国、この両方で得点をあげたいと思っていた。それはうまくメディアを誘導していくということもからんでいた。今回、トランプ大統領は追い込まれていたが故にファーウェイを許可せざるをえなかった。今年11月のAPECで米中会談が行われるが、その間に何が起きるかが注目。
2019/06/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

筑波大学名誉教授・遠藤誉
今回の米中首脳会談を行う前提条件としてファーウェイへの禁輸措置を解くということが中国・習近平国家主席から出されていた。トランプ大統領がそれを飲んだことで米中首脳会談が成立した。先にトランプ大統領の方から会いたいと言っていたが、会いたいのであればファーウェイへの禁輸措置を解くということを飲みなさいということ。実は習主席の母校・清華大学経済管理学院顧問委員会に数十名の米国の大財閥がいる。ウォールストリートがそのまんま北京にいるような形。ここを動かしさえすれば最後のカードは習主席が握っている。中国はこの顧問委員会のトップを使ってひとつひとつの米企業を説得した。ファーウェイをあれだけ追い込んでいたのにここでまさか今まで通りやってもいいなどということは普通考えられない話だがこうした背景があった。
2019/06/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

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