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スペシャル あの一言
2024年05月08日(水)
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【あの一言】
いま考える・私たちの働き方
駒澤大学准教授・井上智洋
AI、ロボットが人間を代替するのではなく補完するとか、エンパワーするというような話が指摘されている。その時に皆さんを平等にエンパワーしてくれればいいが、ある人はエンパワーされ、そうでない人はあまりエンパワーされずに、AI時代が到来しても豊かになれないということがある。豊かになれる人となれない人の格差がこれからかなり拡大していってしまう可能性がある。
2019/01/20 NHK総合[日曜討論]

駒澤大学准教授・井上智洋
AI、ロボットが十分に普及した未来の社会というものを考えた時に、これまで通り20歳前後で仕事を始めて60過ぎ、70近くまで働くというような単線的な人生、生き方がもっと多様になっていくんじゃないかと思っている。2030年以降くらいから徐々にそういう社会になっていくのかなと思っている。特にこれからは学ぶこともすごく大事になってきて、技術の進歩が社会とか経済に与える影響がすごく大きいので、絶えず学び続けなければいけないということ。大学に行って勤めて辞めてまだ大学に行ったりとか、1週間働く時間自体が働く時間の半分、勉強の時間が半分というような形になる可能性もある。
2019/01/20 NHK総合[日曜討論]

駒澤大学准教授・井上智洋
日本の人手不足も、AI、ロボットをもっと活用していけば解消できるんじゃないかというようなことを言う人もいるが、これだけ世の中でAI、AIと騒がれているにも関わらず、日本経済全体でAIによって生産性が向上したという統計データは一切ない。まだAI、ロボットを活用して生産性の効率を上げられるようになるまで時間がかかる。私は2030年位にならないとなかなか生産性の向上が目に見えてこないのかなと思っていて、それまでは人手不足が続いてしまうと思っている。年配の人にも働いてもらうことが必要。
2019/01/20 NHK総合[日曜討論]

学習院大学名誉教授・今野浩一郎
働き方改革と言っているが、実は企業からするとそれを待つまでもなくやらざるを得ないような状況がずっとある。会社で働いている人の構成を見てみると、育児とか介護とか病気とか短時間で働きたいとか、働く場所とか時間について制約をもった社員がたくさんいる。こういう人たちが重要な仕事もやっている。そういう制約を持った社員の人たちは制約がある以上、制約に合った働き方をしなければいけないので、そういう社員の人たちを活用しようとすると働き方を柔軟にするとか、短い時間で働けるようにするとかということを進めていかざるを得なくて、ずっと前から日本の企業の人事管理の大きな課題だった。政府の働き方改革を待つまでもなくやらなければいけないことだったと思っている。
2019/01/20 NHK総合[日曜討論]

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