【あの一言】
INF条約「離脱」表明の波紋・中距離核戦力“全廃”の背景
元防衛相・拓殖大学総長・森本敏 冷戦後の米露がINFで中距離ミサイルのバランスが双方に抑止されている状況から、中国やイラン、パキスタン、インドなど周りの国が弾道ミサイルを配備するようになり、ロシアは自分でINFをもう一回持たないと抑止できない状態になってきた。冷戦が終わりNATOの東方拡大が広がり、イランの核弾頭を念頭に米国と欧州が欧州におけるミサイル防衛システム(イージスアショア)を検討するようになった。これがINF条約違反だということでロシアは対抗する手段を持たざるを得ないということになった。
2018/10/25 BSフジ[プライムニュース]
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