【あの一言】
米朝首脳会談まで一週間
高橋祐介解説委員 中間選挙を控えて目に見える成果を挙げたいトランプ大統領の姿勢が、会談を政治ショーと化す懸念が拭えない。
2018/06/05 NHK総合[時論公論]
出石直解説委員 韓国・文在寅大統領は、在韓米国軍の撤退や縮小を否定。平和協定に移行する段階になれば、停戦監視のために韓国に駐留している国連軍の存在理由はなくなり、在韓米軍の役割の見直しが行われることは確実。東アジア全体の安全保障に関わる重要な問題。
2018/06/05 NHK総合[時論公論]
出石直解説委員 6か国協議が失敗に終わった理由は、完全な非核化を実現するまでのプロセスを途中までしか確定できなかったことと、北朝鮮が約束を守らなかった場合のペナルティを定めていなかったこと。
2018/06/05 NHK総合[時論公論]
出石直解説委員 今のところ考えられる3つのシナリオは、期限が示され完全な非核化が実現する。もうひとつは大枠の合意にとどまり、今後の協議に持ち越される。最後は会談決裂。これまでの交渉から見ると、大枠合意にとどまりそうな気配。
2018/06/05 NHK総合[時論公論]
高橋祐介解説委員 トランプ大統領は「会談はプロセスの始まりで、署名するつもりはない」と述べ、一回の会談では合意に至らない可能性もあると予防線を張っている。非核化を行動で示すのが先決とする米国と、体制保障を最優先で求める北朝鮮の立場の隔たりをこの短い準備期間で埋めるのは至難の業。トランプ大統領が途中で席を立つ可能性もゼロとはいえない。首脳レベルでの交渉が決裂すれば、後はない。米朝共に成功をアピールしたい思惑では一致しているため、主張に隔たりがあっても表向きは成果を強調する玉虫色の解決になるのではないか。
2018/06/05 NHK総合[時論公論]
|