【あの一言】
日ロ首脳会談
政治ジャーナリスト・後藤謙次 やはりロシアの壁は非常に高かった。領土交渉はほとんどされなかった。スタートラインというよりはそのさらに先のスタートラインにようやくたどり着いたかどうか。ここにも疑問がある。合意した旧島民の自由往来の度合いを高めることや共同経済活動は、いずれも領土交渉とは関係がない。いわば土俵の外の話でここを醸成することで本当に土俵に乗れるかどうか。安倍総理は今回の結果が平和条約締結の第一歩と言っているが、どの道をたどっていくのかがまったく見えてきていない。日本政府関係者は、2018年3月にプーチン大統領の再選があるが、その後から自民党総裁選までの6カ月が勝負だと言っている。そこまでかかるということ。
2016/12/18 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
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