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2024年05月19日(日)
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【あの一言】
緊迫イラク情勢・専門家に問う
東京外国語大学教授・青山弘之 政治の問題が注目されるとそれに巻き込まれ被害者になっている一般の人たちに目が行かない。その１つが避難民。イラクですでに５０万人、シリアは周辺諸国で２００万人以上、国内６００万人くらい。これまで西側をベースにした避難民支援は概ね周辺諸国にケアがある。日本は国連に非常に貢献しているので国連の枠組みに積極的に使う形で地域全体の一般の人たちの状況を救済するようなアプローチがあってもいいと思う。
2014/06/22 ＮＨＫ総合[日曜討論]
マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫 今の自衛隊では無理。あの時は平和回復後の経済復興という日本にとって得意な場面だった。今度は平和回復、治安維持で日本が関与する場面はない。安定化後は今の集団安全保障論議とは別に、難民に対する活動は積極的にやってしかるべき。その時に丸腰の政府職員やＮＧＯでいいのか。自衛隊という訓練された自らを守る機能を持った人々が奔走していくことを考えてもいい。今の状況の中でイラクにいる日本人の安全を確保しないと、日本人に何かが起きた場合、イラクに対する取り組みの姿勢が及び腰になる。
2014/06/22 ＮＨＫ総合[日曜討論]
マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫 シリアとイラクで覇権を握るだけではなくテロリストが新しい国家をつくろうとしている。そこをテロの輸出基地にしようとしており世界の安全保障について重大な問題。米国は今まで事態を放置していた責任をどうやってとっていくのか。ＩＳＩＳは軍隊規模としては大したことがない。イラク軍は全体で６０万人もいる。米国が２０１１年に撤退した時点では相当強固な組織にしていた。それをマリキ首相が骨抜きにした。イラク軍を本来あるべきところに戻すことはまず米国がやるべきだ。
2014/06/22 ＮＨＫ総合[日曜討論]
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